施術・効果について
サクセンダとリベルサスの違いはなんですか?
サクセンダとリベルサスの違いは下記の3つがあげられます。
- 服用方法の違い
サクセンダはご自身で注射を打つことで服用しますが、リベルサスは経口(飲む)によって服用します。
- 効果の違い
おおよそではありますが、サクセンダの1.8mgがリベルサスの14mgに相当する効果と言われています。リベルサスは14mgよりも増量することはできませんが、サクセンダは3.0mgまで増量することが可能なため、サクセンダはリベルサスで効果が実感できなかった場合の方でも減量効果が実感できる可能性があります。
- 承認の違い
サクセンダは抗肥満薬としての承認を受けている薬ですが、リベルサスは糖尿病の治療薬として承認を受けている薬であるという違いがあります。
サクセンダ・リベルサスの効果はどのくらい持続しますか?
1回の注射・内服で得られる効果の持続期間は1日です。 1日1回の注射。内服が効果の維持に必要です。
効果を維持するためには、どのくらいの頻度で施術を受ける必要がありますか?
1回の注射や内服の効果は1日持続します。そのため、効果を維持するには1日1回の継続が必要です。また、1カ月に1回は医師の診察を受け、経過を確認する必要があります。
対象について
サクセンダ・リベルサスを服用できない人はいますか?
プライベートスキンクリニックでは下記に該当する方はGLP-1受容体作用薬の処方を行っておりません。
【腹部の手術または腸閉塞の既往のある方】
腸閉塞を起こすリスクがあるためです。
【膵炎の既往歴のある方】
急性膵炎を起こすリスクがあるためです。
【胃腸障害のある方】
胃腸障害の症状が悪化するリスクがあるためです。
【低血糖を起こす恐れのある方】
- 脳下垂体機能不全、または副腎機能不全の方
- 栄養不良状態、飢餓状態、食事摂取量の不足状態や衰弱状態にある方
- 過度のアルコール摂取をされる方
【妊産婦・授乳婦の方】
当クリニックでは、万が一のリスクを考慮し、妊娠中及び授乳中の方への処方は行っておりません。
安全性・副作用について
サクセンダ・リベルサスは副作用やリスクはありますか?
【低血糖】
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷や汗、顔面蒼白、動悸、頭痛、めまい、知覚異常などの低血糖症状が現れることがあります。
重篤な低血糖症状として意識消失を起こした例も報告されています。
【膵炎】
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などの急性膵炎を起こした例が報告されています。
【腸閉塞】
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐などの症状を伴う腸閉塞を起こした例が報告されています。
【その他の副作用】
- 便秘・悪心といった胃腸障害(5%以上)
- 注射部位反応(紅斑・発疹・内出血・疼痛など)、胃腸障害(下痢・腹痛・消化不良)、眼 障害(糖尿病性網膜症)、内分泌系障害(甲状腺腫瘤)など(1~5%未満)
- 血液系障害(貧血)、神経系障害(頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻など)、肝胆道系障害(肝機能障害)、皮膚及び皮下組織障害(じんましん、紅斑、湿疹、発疹)、全身障害(倦怠感、胸痛など(0.2~1%未満)
施術前について
サクセンダ・リベルサスの施術を受ける前に何か準備が必要ですか?
サクセンダ・リベルサスの施術前に避けるべき行動や服用を中止すべき薬はありますか?
- ビグアナイド系薬剤
- スルホニルウレア剤
- 速効型インスリン分泌促進剤
- α-グルコシダーゼ阻害剤
- チアゾリジン系薬剤
- DPP-4阻害剤
- SGLT2阻害剤
- インスリン製剤など
上記のお薬を服用中の方はサクセンダ・リベルサスを内服いただけない可能性がございます。
お薬服用中の方は、お薬の種類について事前に医師にご確認ください。
施術後について
サクセンダ・リベルサスの施術後に避けるべき行動や生活習慣などはありますか?
サクセンダ・リベルサス使用中は、過度なアルコール摂取を避け、低血糖のリスクに注意が必要です。めまいやふらつきを防ぐため、自動車の運転や危険を伴う作業はご注意ください。定期的な医師の診察を受け、適切な治療計画を維持することも大切です。また、極端な食事制限は避け、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけてください。
サクセンダ・リベルサスとは
サクセンダは米国やEUで肥満治療薬(ダイエット)として認可を受けているGLP-1受容体作動薬で、毎日1回ご自身で注射をすることで、GLP-1を摂取することができる薬です。
リベルサスは世界初の内服タイプのGLP-1受容体作動薬で、糖尿病治療薬として認可を受けている内服薬です。リベルサスは毎日1錠を空腹時に飲むだけで「痩せホルモン」とも言われるGLP-1を摂取することができます。