男のクレーター肌は化粧水でケアできる?
クレーター肌は、男性にとっても深刻なお悩みです。
自力で改善しようと化粧水を使われる方もいますが、化粧品はダメージを受けた真皮層まで届きません。また真皮層はターンオーバーをしないため、残念ながら自力で治すことはできないのです。
☑クレーター状のニキビ跡や色が気になっている。
☑間違ったケアでニキビ跡が残ってしまった。今あるニキビも一緒に改善したい。
☑クレーター状のニキビ跡を治す効果的な治療法やケアを知りたい。
このようなお悩みの男性の方は、ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
クレーター肌とは?男性に多い悩みを理解しよう
メンズに多いニキビの原因
メンズに多いニキビの原因は、過剰な皮脂分泌です。
できたニキビを無理に潰したり、不適切なスキンケアを行うと肌ダメージが深刻になります。
不適切なスキンケアの例
☑過度な洗顔…一日に何度も洗顔したり、強力な洗浄剤を使うと、かえってバリア機能が低下して雑菌が侵入しやすくなります。
☑ニキビを潰す行為…ニキビを潰すと炎症が悪化し、肌にダメージを与えます。
ニキビ治療は保険診療が可能です。
ニキビが悪化すると、肌の真皮層までダメージを受けてしまい、ニキビが治ってもクレーターになってしまうことがあります。悪化する前に、ニキビを治すことが大切です。
ニキビ跡の種類
赤み・色素沈着 | ・赤みのあるニキビ跡 ・茶色いシミのようなニキビ跡 | 正しいケア方法で、時間の経過とともに自然回復が見込める。 早めに改善したい場合、美容クリニックでの施術も可能。 |
---|---|---|
クレーター | ・凹凸のあるニキビ跡 | 自力での改善はできない。 改善したい場合、美容クリニックでの施術が必要。 |
ニキビがクレーター肌になるのはなぜ?
ニキビがクレーター肌になるのは、真皮層と呼ばれる肌の深い層が損傷するからです。
炎症が強いニキビは、真皮層までダメージを与え、コラーゲンやエラスチンを破壊します。
この状態になると、自然に回復することは難しいため、美容クリニックでの治療が必要になります。
炎症性ニキビが深部まで進行する
・炎症が真皮層や皮下組織まで進行すると、周囲の肌組織が破壊され5mm〜1cmといった大きな凹みが生じます。
・強い炎症により異常な線維組織が形成され、肌を内部から引き締めてクレーターを作ります。
・肌を修復する過程でコラーゲンが過剰に生成され、ケロイド状の盛り上がった跡が残ることもあります。
不適切なニキビケア
・ニキビを放置したり潰すことで炎症が悪化し、真皮層が破壊されてクレーター状の跡が残ります。
・同じ箇所に何度も炎症性のニキビができると、その都度肌組織が損傷し、クレーター化のリスクが高まります。
真皮層のダメージ
・真皮層は一度ダメージを受けると肌再生が行われないため、クレーター状の凹みが残ります。
クレーター肌の種類と特徴
クレーター肌の種類は、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型があります。アイスピック型は細く深い凹みが特徴で、針で刺したような跡になります。
ボックスカー型は浅くて角張った凹みで、境界がはっきりしています。ローリング型はなだらかな凹みが広範囲にあり、肌が波打ったように見えます。
男性のクレーター肌は化粧水で改善できる?
残念ながら、男性のクレーター肌は化粧水では改善できません。
クレーターの原因は、肌の奥にある真皮層がダメージを受けることで損傷してしまうことです。
しかし、真皮層はターンオーバーによって再生することがありません。
そのため、損傷した真皮の細胞を再び再生させることが、クレーター肌を改善させる方法なのです。
化粧水は肌の一番表面の層である角質層までしか浸透することはありませんので、真皮層にまで到達し、クレーター肌を改善することはできないのです。
メンズニキビ跡(クレーター)の治療方法は?
クレーター肌の改善には、美容クリニックでの専門的な治療が効果的です。
当クリニックでは、クレーターの種類や深さ、肌の状態を医師が見極め、適切な治療方法をご提案します。
状態によっては、複数の治療を組み合わせてご案内することもあります。
ダウンタイムや予算、効果、優先順位を考慮して、治療方法をご相談しながら決めていきましょう。
美容施術によるクレーター治療
ダーマペン
ダーマペンは、微細な針を使って肌に小さな傷をつけ、肌再生を促す治療法です。
自然治癒力を引き出すことで、クレーターの改善を目指します。
短時間の施術でありながら、コラーゲン生成を促し、クレーター肌を滑らかに見せることができます。
水光注射
水光注射は、ヒアルロン酸や真皮の再生を促す成分などを直接肌に注入し、潤いとハリを与える治療です。
化粧水ではカバーしきれない肌の深層部まで美容成分が届くため、当日から見た目の変化があり、ダウンタイムも短く、忙しい男性にもぴったりです。
ポテンツァ
ポテンツァは、ラジオ波とマイクロニードル(極細針)を利用した新しい治療法で、特に深いクレーター肌の改善に効果が期待できます。
この治療法は、肌を引き締めつつ同時に再生を促すため、顔全体のリフレッシュが期待できます。
肌質やクレーターの深さに合わせて、ラジオ波の出力やマイクロニードルの長さを適切に調整して施術を行います。
リジュラン注射(高濃度サーモン注射)
リジュランは、サーモンから抽出された成長因子「ポリヌクレオチド」を真皮層に注入します。
その結果、真皮線維芽細胞が活性化し肌の修復力を高め、クレーター肌やニキビ跡の肌悩みを改善してくれます。
即効性というよりは、ご自身の力を利用した自然な肌改善を目指せます。
再生医療によるクレーター肌最新治療
再生医療は、ご自身の組織を利用して肌の自然な回復力を引き出し、クレーター肌を改善する治療法です。
ご自身の組織を利用するため、より安心で、根本的な改善が期待できる治療です。
この治療は、高度な技術を要するため、厚生労働省に認可を受けた医療機関でのみ受けることが可能です。
プライベートスキンクリニックは、厚生労働省に再生医療等治療計画を受理された再生医療等提供医療機関です。
真皮線維芽細胞移植術
この治療は患者様ご自身の「真皮線維芽細胞」を耳の裏から採取し、厳格に衛生管理された環境下で大量に培養し、クレーター部分に注入するものです。
「真皮線維芽細胞」は、真皮を構成する細胞(コラーゲンやエラスチン)を作りだす成分の工場のようなもの。
ご自身の細胞を使うため副作用や拒絶反応などのリスクが非常に低く、根本的にクレーターの改善をすることが可能です。
特に深いクレーターに対して有効です。
PRP皮膚再生(多血小板血漿)療法
PRP療法は、ご自身の血液から血小板を遠心分離によって抽出し、それを肌に注入して肌の再生を促す治療です。
血小板や白血球は、傷を治す働きをする細胞です。
自然な回復力を引き出し、アレルギー反応が少ないため、男性のニキビ跡治療としても非常に人気があります。
長期的な肌質改善を希望する方におすすめです。
PRPは採血をしたその日に注入します。
効果はおおよそ3週間程度経過すると徐々に実感していただけるでしょう。
ACRS療法(自己血サイトカインリッチ注入療法)
ACRS療法は、自己血液からサイトカインと成長因子を抽出し、肌に注入する治療法です。サイトカインは肌細胞の生まれ変わりや損傷した組織の修復を促すタンパク質です。
ACRSもPRPもどちらもご自身の血液を使う療法ですが、ACRSは、遠心分離の後、3時間程度培養を行うことで、PRPに比べて数倍〜十数倍という非常に高い濃度の成長因子や抗炎症性サイトカインが含まれています。
クレーター肌の修復やに加え、お肌の炎症が原因であるお肌の赤み・酒さ・赤ら顔・赤みのあるニキビ跡の改善にも非常に効果的です。
ニキビ肌にお悩みの男性の方におすすめの化粧品
プライベートスキンクリニック公式オンラインショップでは、ニキビ肌にお悩みの男性の方におすすめのクリニック専用化粧品を豊富に取り揃えています。
なかなか美容クリニックに通院することが難しい、忙しい男性にはこちらもおすすめです。
まとめ
男性のクレーター肌の原因や種類、化粧水では改善が難しいことを解説致しました。
残念ながら、クレーター肌を化粧水によって自力で改善することはできませんが、美容医療によって改選することは可能です。
プライベートスキンクリニックforMENは、男性の方も多くご来院いただいている美容クリニックです。
クレーター治療経験豊富な医師が、丁寧なカウンセリングで、最適な治療法をご提案致します。
まずは、どうぞお気軽にお問い合わせください。医師・スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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よくあるご質問
男性のクレーター肌は化粧水でケアできる?に関して患者様からよくいただく質問をご紹介します。
Q.クレーター肌はどうやって消せますか?
A.クレーター肌は、コラーゲンやエラスチンの生成を促す「ダーマペン」「ポテンツァ」「リジュラン注射」といった美容施術や、「真皮線維芽細胞移植術」「PRP皮膚再生療法」「ACRS療法」といった美容再生医療による治療で改善が期待できます。これらの治療は、化粧水では届かない真皮層にアプローチし、凹凸の無い滑らかな肌を目指すことができます。
Q.クレーターは自力で治せますか??
A.ニキビ跡のクレーターは自力では治せません。なぜなら、クレーターの原因である真皮の損傷は、ターンオーバーやセルフケアでは回復が出来ないからです。
所在地 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階
TEL 06-6940-7101
FAX 06-6940-7102
受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)
この施術ページの監修医師
医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀
糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。
所属
- 平成15年
- 大阪医科大学 形成外科教室:入局
- 平成21年
- 大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
- 平成24年
- 医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
- 平成25年
- 某美容クリニック:院長就任
- 令和5年
- プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る
略歴
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery) 正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology 正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医