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包茎手術後にペニスは大きくなる?

男性器


包茎手術を検討する際、多くの方が気になるのが手術後のペニスサイズの変化です。
「手術後に大きくなるって本当?」「自分も大きくなるのかな」といった声をよく耳にします。実際のところ、包茎手術後にペニスが大きくなったと感じる方は少なくありません。しかし、その実態や理由については、様々な誤解や不正確な情報が広がっているのが現状です。
この記事では、包茎手術がペニスのサイズに与える影響について、医学的な観点から詳しく解説していきます。また、実際にサイズアップを希望される方のために、効果的で安全な方法についても専門医の立場から解説します。

包茎手術とは

包茎手術とは、ペニスの包皮によって亀頭が覆われている状態である「包茎」を、亀頭が露出した状態である「露茎」にする手術のことです。
亀頭が包皮に覆われていることで、雑菌が繁殖しやすく、臭いや衛生面の問題が生じたり、見た目のコンプレックスに悩まれる方もいらっしゃいます。
包茎手術は、包茎の一番の原因である「余剰な包皮」を取り除くことで、亀頭が露出した状態にすることが目的の治療です。

包茎手術の方法

包茎手術にはいくつかの方法がありますが、代表的な手術法を3つご紹介します。

手術法内容メリットデメリット
クランプ法クランプという器具を使って包皮を挟潰し、切除する手術法。手術が比較的容易で出血が少ない。傷跡が波を打って目立ちやすい。
環状切除法余分な皮を計測し、環状にデザインして切除する方法。包皮をドーナツ状にくり抜くイメージ。傷跡が一直線になるため、目立ちにくい。傷跡が陰茎の目立つ位置に一直線で残り、「ツートンカラー」になる可能性がある。
亀頭直下環状切除法傷跡を亀頭のカリ部分に隠すことで目立ちにくくする手術法。当クリニックで実施。傷跡が自然で目立ちにくい。非常に難易度が高く、医師の技術と経験が必要。

包茎の種類

包茎には主に3つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

仮性包茎

仮性包茎は最も一般的なタイプで、日本人男性の多くがこれに該当すると言われています。通常は包皮が亀頭を覆っていますが、手で剥くことで簡単に亀頭を露出させることができます。勃起時も特に問題なく包皮を剥くことができ、締め付け感などもありません。

必ずしも手術が必要というわけではありませんが、見た目や衛生面でコンプレックスを感じる方は少なくありません。また、近年では将来の介護を見据えて手術を希望される中高年の方も増えています。
仮性包茎

真性包茎

真性包茎は、通常時も勃起時も全く包皮を剥くことができない状態を指します。幼少期から常に亀頭が包皮に覆われているため、亀頭の正常な成長を妨げてしまう可能性があります。その結果、いわゆる「先細り」の形状になることも珍しくありません。

また、包皮を全く剥くことができないため、亀頭部を洗浄することができず、臭いなどの衛生面でも問題があります。そのため、真性包茎の場合は、医学的に手術が必要と言える状態です。
また、女性からも清潔感を求められる時代です。
保険適用での手術も可能ですが、近年では手術後の仕上がりの美しさを重視する方が増えており、自由診療での手術を選択される方が多いです。
真性包茎

カントン包茎

カントン包茎は、医学的には「絞扼(締め付け)のある仮性包茎」と定義されます。通常時は包皮を剥くことができますが、包皮口が亀頭元口より狭いため、勃起時に無理に包皮を反転させようとすると、亀頭の根元をギュッと締め付けてしまいます(カントン状態)。

この締め付けによってリンパの流れが停滞し、浮き輪状の水腫(むくみ)を引き起こすことがあります。また、強い痛みを伴ったり、性行為が困難になったりするケースも多いため、手術が必要な状態と言えるでしょう。
カントン包茎(カントン状態)

包茎手術後にペニスは大きくなる?

大きくなる場合とその理由

包茎手術後にペニスが大きくなったと感じる方は決して少なくありません。実際、口コミなどでも「手術後、以前より大きくなった気がする」という声をよく目にします。これには、以下のような複数の要因が関係していると考えられます。

術後の腫れ

手術から2〜3週間程度は、手術による一時的な腫れやむくみが生じます。これは手術という外科的処置に対する、身体の正常な反応です。
この期間中は腫れの影響でペニスが通常より大きく見えることがありますが、これは一時的な現象です。

ペニスの血流が改善される

包茎手術後に実感できる最も顕著な変化の一つが、血流の改善です。
まず、手術により亀頭が露出されることで、これまでになかった外部からの刺激を受けるようになります。この刺激により、ペニスの血流が活発になります。特に勃起時には、海綿体により多くの血液が供給されるようになり、結果として以前より充実した勃起が得られるケースが多いのです。
また、包皮による圧迫から解放されることで、血液の循環が改善されます。真性包茎やカントン包茎の場合、包皮による締め付けで血流が妨げられている可能性が高く、これが解消されることで本来の血流が確保されるためです。

包皮による締め付けが解消される

特に包皮の先端が狭い「真性包茎」や「カントン包茎」は、常に亀頭を包皮がぎゅっと締め付けている状態です。
その包皮を切除することで、包皮の締め付けによって小さくなっていた亀頭が、本来のサイズを取り戻すことができます。

見た目が変わる

手術前は包皮に覆われていた亀頭が、はっきりと見えるようになります。
特にカリ(亀頭の縁の部分の膨らみ)がくっきりと出てくるので、見た目の印象がガラッと変わります。
陰茎部(サオの部分)はスッキリと、亀頭部分はくっきりと強調されることで、「包茎手術後にペニスが大きくなった」と感じることがあります。

包茎手術ではペニスのサイズ自体は大きくならない

包茎手術自体はペニスの組織を大きくする手術ではありません。
というのも、実際に包茎手術で行うことは
・過剰な包皮の切除
・適切な位置での縫合
という処置であり、ペニスそのものの大きさを変える手術ではありません。

ですので、先ほど説明した「大きくなったように感じる」効果は
・血流の改善による充実感の向上
・締め付けからの解放
・見た目の変化による視覚的効果
といった要因によるものです。

そのため、「ペニスのサイズを大きくしたい」という場合には、大きくする治療を受ける必要があるのです。

包茎手術後のペニスのサイズを大きくする方法

包茎手術後のペニスを大きくする代表的な方法を3つご紹介します。

シリコンボール

シリコンボールによるペニス増大術は、医療用シリコンを陰茎の皮下に埋め込み、凹凸を作る治療法です。

シリコンボールのメリット・デメリット

シリコンボールのメリットは、効果が半永久的に得られるという点があげられます。
デメリットは、一度挿入すると取り出すことが難しい点や、感染や痛みが生じる可能性があることです。
シリコンボールによるペニスの増大を検討されている方は、十分検討したうえで施術を受けることが必要です。

アクアミドによる亀頭増大

アクアミド(Aquamid)は、非吸収性のジェル状の注入剤で、亀頭増大以外にもしわの改善などの美容医療にも用いられています。成分は、約97.5%が水、2.5%がポリアクリルアミドというジェル状の物質で構成されています。

アクアミドのメリット・デメリット

アクアミドは完全には体内に吸収されないため、効果の持続期間が非常に長い点がメリットです。
一方で、一度注入をすると亀頭からアクアミドだけを取り出すことが非常に困難であるという点がデメリットです。
万が一元に戻したい場合や、異物反応などのトラブルがあった場合でも、綺麗に全てを除去することは困難なのです。
そのため、当クリニックでは推奨をしていません。

ヒアルロン酸による亀頭増大

ヒアルロン酸は、もともと体内にある成分で、こちらも亀頭増大以外にも美容医療で一般的に使われている物質です。
当クリニックでは、包茎手術後にペニスを大きくする施術として、このヒアルロン酸による亀頭増大術を行っています。
亀頭増大(ヒアルロン酸注入)術

ヒアルロン酸による亀頭増大術のメリット・デメリット

ヒアルロン酸注入による亀頭増大術の一番のメリットは、安全性の高さです。
もともと体の中に存在する成分ですので、異物反応を起こすリスクも低いですし、万が一施術後に元に戻したいとなった場合でも、ヒアルロン酸を溶かす成分(ヒアルロニダーゼ)を注射することで、元に戻すことが可能です。
デメリットとしては、徐々に体内に吸収をされていきますので、効果の持続期間が1~2年程度であるという点があげられます。

包茎手術後にペニスを大きくする施術の比較表

治療法説明メリットデメリット
シリコンボール医療用シリコンを陰茎の皮下に埋め込み、凹凸を作る治療法。効果が半永久的に持続する。一度挿入すると取り出しが困難。感染や痛みが生じる可能性がある。
アクアミド非吸収性のジェル状注入剤で、亀頭増大やしわ改善など美容医療に使用される。効果の持続期間が非常に長い(一部は吸収されないため)。一度注入すると取り出しが非常に困難。トラブルがあった場合も完全な対応が難しい。
ヒアルロン酸体内にも存在する成分を注入する治療法。亀頭増大以外にも美容医療で一般的に使用される。安全性が高い(異物反応リスクが低い)。元に戻したい場合も、ヒアルロン酸は溶かすことが可能。徐々に体内に吸収されるため、効果の持続期間が1~2年程度。

包茎手術・亀頭増大術ならプライベートスキンクリニックforMEN

仕上がりの美しさにこだわり抜いたオーダーメイド包茎手術

当クリニックの包茎手術は、「亀頭直下環状切除法」という術式で行っています。
亀頭の形状は緩やかなカーブを描いているため、自然で美しい結果を得るには細やかな配慮が必要です。曲線的で滑らかなラインを意識しながら、極細の糸で丁寧に縫合を行うことで、違和感の少ない仕上がりが実現します。
また、傷跡が目立ちにくいよう、美容整形で使用するのと同様の非常に細いナイロン糸や吸収糸を使用しています。

ペニスのサイズを大きくする治療も当クリニックへ

年間2,000例以上のヒアルロン酸注入施術を行っている当クリニックは、亀頭増大に使用するヒアルロン酸にもこだわっています。
亀頭のボリュームアップ効果が高く、厚生労働省に認可を受けたヒアルロン酸製剤を中心に施術を行っています。

経験・実績豊富な男性形成外科専門医が担当

大切な部位だからこそ、医師の選択は非常に大切です。
プライベートスキンクリニックforMENは、解剖学を熟知した美容医療・包茎手術の経験豊富な形成外科専門医が、カウンセリングから施術まで責任を持って対応致します。

「どこよりも分かりやすく」を目指した料金

「包茎手術〇〇円〜」という広告をご覧になったことはあるでしょうか?
一見安い金額で広告をし、実際にクリニックを訪問すると、「あなたのペニスは状態が悪いから広告の料金では出来ない」「広告の金額の手術では、傷跡が目立つ」などと説明され、結局50万円以上、中には100万円以上の治療費を請求されるケースが後を立ちません。[1]
当クリニックは、料金表に記載の料金以上がかかることはありませんのでご安心ください。

料金表

包茎手術価格
仮性包茎275,000円
カントン包茎275,000円
真性包茎275,000円

亀頭強化・増大(手技料別途4,400円必要)価格
ボリューマXC 1本60,500円
クレヴィエル 1本88,000円

まとめ

包茎手術は、衛生面や見た目の改善に加え、術後のペニスの変化を実感される方が多い治療です。ただし、手術そのものがペニスを直接大きくするわけではなく、血流改善や見た目の変化が「大きくなった」と感じる主な理由です。
また、術後にさらなるサイズアップを希望する場合は、ヒアルロン酸などの施術も選択肢となります。いずれの方法も、専門医と相談のうえで安全性や希望する仕上がりを十分に検討してください。当クリニックでは、経験豊富な医師が患者様一人ひとりに最適な治療を提供いたします。まずはお気軽にクリニックへご相談ください。

#包茎手術 #ペニス増大 #亀頭増大

よくあるご質問

Q.ほうけい手術後どうなるの?

手術後1週間は圧迫・止血のために包帯を巻いて過ごしてください。術後2週間後に抜糸を行います。一見すると傷は塞がって、治っているように見えるのですが、あくまでも表面的なものですので、性行為や患部をぶつける可能性のあるスポーツなどは術後4週間を目安に控えてください。

Q.ほうけい手術はばれますか?

亀頭のカリ首とよばれる溝に沿って、曲線的に皮を縫合しますので、他の人にばれる心配はほとんどありません。ただし、傷跡がゼロになるわけではありませんので、「明るい場所で」「勃起をさせた状態で」「近づいて」見れば分かる可能性はあります。

[1]https://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2013_36.html

大阪のメンズクリニック|大阪梅田プライベートスキンクリニック
所在地 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階
TEL 06-6940-7101
FAX 06-6940-7102
受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

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