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包茎手術は痛い?術前(麻酔)・術中・術後の痛みについて解説

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包茎手術は痛い?痛みについて医師が解説
包茎手術に興味があるものの、「やっぱり痛みが怖い・・」という方は多いのではないでしょうか。
実際、手術前のカウンセリングで患者様が一番心配されていることが「痛み」です。
そこで、痛みの不安を解消することが手術を受けるうえで大切なポイントになります。

今回は、包茎手術で気になる「痛み」について詳しく解説します。
手術前の麻酔時に感じる痛みから、手術中、術後、抜糸の痛みまで、順を追って解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

包茎手術は痛い?

包茎手術を検討するうえで、多くの方が真っ先に不安に思うのが「実際どのくらい痛いの?」という点です。
結論からいえば、麻酔がきちんと効いた状態で手術をするため、手術中の痛みはほとんど感じません。
まずは包茎手術前の麻酔に関する痛みと、手術中の痛みについて詳しく見ていきましょう。

包茎手術前の麻酔は痛い?

包茎手術の際、まず行うのが局所麻酔です。ペニスの皮膚はデリケートな部位ですので、「注射が怖い」「刺すだけでも痛そう」「もしかして亀頭に注射するの?」などの不安を抱く方が多いかもしれません。

当クリニックでは「ブロック麻酔」という手技を用いて、ペニスの根元に極細の針で麻酔を注入します。
亀頭や亀頭付近の神経が多く痛みを感じやすい部分ではなく、より皮膚の厚い根元部分に注射をするため、痛みを感じにくいという特徴があります。
さらに、極細針を使うことで針の刺入による刺激を最小限に抑えるため、多くの患者様が「思ったより痛くなかった」とおっしゃってくださいます。

包茎手術前の麻酔の痛みが少ないことを笑顔とOKサインで表現する女性医師

包茎手術中は痛い?

局所麻酔をした後は、少し時間をおいてしっかりと麻酔がペニス全体に効いてくるまで待ちます。
包茎手術中は、医師によって触れられている感覚はありますが、麻酔がきちんと効いていますので、痛みを感じる心配はありません。

まれに、個人差によって麻酔の効果が薄れてきた場合には、速やかに追加麻酔を行いますので、ご安心ください。
いずれにしても、痛みに耐えながら手術を受けるということはありませんので、安心して手術に臨んでいただけます。

包茎手術後の痛みはいつまで?

包茎手術において、もっとも痛みや違和感を感じやすいのは「手術直後から術後の回復期間」にかけてです。
もちろん、痛み止めの内服薬や傷口を保護する包帯・軟膏などを使用することで、術後の痛みやトラブルを最小限に抑えることができます。
ここでは、日数の経過とともにどのような痛みや症状が起こりやすいのかを解説します。

当日~7日後

どのくらい痛い?

術後すぐは麻酔の効果が残っているため、帰宅後しばらくは痛みを感じにくい状態が続きます。
麻酔が切れてくるとズキズキとした軽い鈍痛を感じることがありますが、処方された痛み止めでコントロールできることがほとんどで、「眠れないほど痛かった・・」というケースはほとんど経験がありません。

腫れや出血

1週間程度は軽度の腫れや包帯が赤くにじむ程度の少量の出血がみられることがあります。血行がよくなる行為(激しい運動や飲酒)は出血リスクを高める可能性があるため、この時期は控えるようにしましょう。
また、この期間は腫れを抑えるために包帯できちんと圧迫をすることが大切です。
包帯で患部をきちんと圧迫することで、傷口の痛みを軽減することも可能です。

シャワー・生活面

傷口を直接濡らさなければ翌日からシャワーが可能です。
下着との摩擦で痛みを感じることもあるため、亀頭が敏感な方は、ピッタリとしたタイプのパンツを着用する方が痛みを感じにくいでしょう。

7日後~14日後(抜糸時)

1週間経過すると、基本的に包帯も巻かなくて良い時期になり、腫れや痛みはかなり落ち着いてきます。
まだ糸が入っている状態ですので、抜糸まではシャワー浴にしましょう。
清潔な状態を保つことが大切ですので、優しく・きっちりと洗い、垢や汚れが患部にたまらないようにしましょう。
性行為や格闘技などの患部をぶつける可能性のあるスポーツは術後4週間は行わないようにしてください。

包茎手術の抜糸は痛い?

包茎手術の抜糸は、傷跡の状態を確認しながら糸を慎重に取り除いていきます。
糸を取り除く際にチクっとする程度の痛みを生じますが、大きな心配はいらないでしょう。

包茎手術後の抜糸の痛みが少なったので笑顔でクリニックから出てきた日本人ビジネスマン

手術後に勃起したら痛い?勃起したらダメ?

手術後に勃起をしても大丈夫でしょうか?という質問も良くいただきますが、こちらも大丈夫です。
当クリニックでは勃起した程度では傷口が開かないように、丁寧に・細かく縫合をしています。
ただし、勃起時の「痛み」については、特に抜糸時までは残念ながら感じるケースが多いです。
勃起をすると、傷口を開く方向に力が加わることと、傷口を縫った糸が引っ張られる痛みを生じるためです。

手術後の勃起による痛みを軽減する方法

包皮を亀頭方向に寄せる

勃起時の痛みの原因は、傷口が突っ張ることによるものです。
ですので、ペニスの根元の包皮を、手の親指と人差し指で丸印を作るようにして掴み、亀頭方向へ皮をスライドしてあげることで、傷口の突っ張りが軽減するため、痛みも落ち着きます。

就寝直前に排尿する・水分を控える

起床時の勃起(朝立ち)を抑える方法として、就寝直前に排尿をすることや、就寝前に水分の摂取を控えるということが知られています。
朝立ちの一つの要因は膀胱の膨張と考えられているため、上記の方法が効果的な場合があるのです。
ただ、朝立ちはテストステロンや副交感神経なども影響するため、この方法でも「絶対に朝立ちしない」訳ではありません。

就寝前に排尿してからぐっすり眠る日本人男性

包茎手術後の痛みは包茎の状態によって違う?

実は、包茎の種類(仮性包茎・カントン包茎・真性包茎)によって、術後の痛みや違和感の感じ方に違いがあります。
というのも、包皮を普段からどれだけ剥いて亀頭を露出させているかによって、亀頭の敏感さや刺激への慣れが変わってくるからです。
多くの患者様は、「傷口そのものの痛み」よりも「亀頭が衣服や下着に擦れる痛み」を強く感じるとおっしゃいます。

仮性包茎

仮性包茎は、通常時は包皮が亀頭を覆っていますが、勃起時や手で皮を剥けば亀頭を露出させることができる状態を指します。日常的にシャワーや入浴時に包皮を剥いて亀頭を洗っている方は、亀頭が刺激にある程度慣れているため、術後の亀頭が下着に擦れる痛みが少ない傾向にあります。

また、仮性包茎の場合は完全に包皮を剥ける方が多いため、真性包茎やカントン包茎に比べると亀頭の成長が阻害されにくく、術後の経過も比較的スムーズに進むことが多いです。

カントン包茎

カントン包茎は、通常時に包皮を剥くことができるものの、亀頭の根元が包皮によって締め付けられやすい状態を指します。無理に剥くとリンパの流れが滞り、浮き輪のような腫れを生じることもあるため、日常的に包皮を剥く習慣がない方が多いかもしれません。

そのため、亀頭が下着と擦れる状況に慣れていないケースもあり、術後しばらくは下着にこすれると腰が引けてしまうようなヒリヒリした痛みを感じることがあります。
ただし、傷口のケアをしっかり行い、亀頭を清潔に保つようにしていれば、徐々に痛みは和らぎ、術後2週間後の抜糸の際には違和感が気にならなくなる方がほとんどです。
逆に、日常的に包皮を剥いて亀頭を洗っていたカントン包茎の方であれば、仮性包茎と同様に亀頭の痛みのリスクはさほど高くはありません。

真性包茎

真性包茎は、通常時も勃起時もまったく包皮を剥くことができない状態です。亀頭が常に包皮に覆われており、空気に触れたり刺激を受けたりする機会がありません。
そのため、亀頭が非常に敏感になっていることが多く、術後に下着に擦れる感覚に慣れるまでの間、痛みやムズムズした違和感を強く感じる方がいます。

しかし、多くの場合は2週間程度で亀頭が刺激に慣れてきます。痛み止めの服用や、ガーゼにより亀頭を保護しながら術後の日常生活を送ることで、術後の痛みやトラブルを最小限に抑えることができます。

当クリニックの痛み軽減にこだわった包茎手術

「包茎手術=痛い」というイメージを払拭するために、プライベートスキンクリニックforMENではさまざまな工夫や技術を取り入れています。
包茎手術は一生に一度の大切な治療ですので、できる限り痛みの心配を減らしながらも、バレにくく・美しい仕上がりを追及しています。

超極細針による麻酔

局所麻酔の針を刺す場所や使う針の太さは、痛みに大きく関わります。当クリニックでは、亀頭に近いデリケートな部分ではなく、ペニスの根元にある比較的皮膚が厚く痛みを感じにくい箇所に超極細の針で麻酔を注入します。
これにより、注射時の痛みを最小限に抑えることが可能です。

また、麻酔が切れてきたと感じられる際には、速やかに追加麻酔を行うなど、痛みに対する配慮を徹底しています。

笑気麻酔の併用でさらに痛みの軽減も可能

局所麻酔に加え、よりリラックスした状態で治療を受けられるように、笑気麻酔を併用することも可能です。笑気麻酔は、笑気ガスを吸入することで、不安や緊張をやわらげ、一時的に酔っぱらっているような感覚に導く麻酔です。

緊張が強いと痛みに対して敏感になりやすいため、注射そのものが苦手な方には、笑気麻酔を組み合わせることで更なる痛みの軽減が期待できます。
術後も笑気麻酔のガスは体内にほとんど残らないため、酔っぱらったような状態が続くということはありません。

まとめ

包茎手術は痛みが強い、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし実際には、しっかりとした麻酔と術後ケアを行えば、激しい痛みを長期間に渡って我慢するようなケースはほとんどありません。

また、術後の痛みやダウンタイムは個人差があるものの、日常生活や仕事に大きな支障をきたす方は少ないです。

包茎手術は見た目のコンプレックスの解消や衛生面・介護の負担軽減など、多くのメリットがあります。
痛みが心配でなかなか踏み出せない方も、まずはご相談だけでももちろん大丈夫ですので、大阪梅田のプライベートスキンクリニックforMENまでお気軽にご来院ください。

#包茎手術 #痛み #術後痛み

包茎手術の痛みについてよくあるご質問

Q.包茎手術は痛いですか?

A.麻酔がしっかり効いた状態で手術をするため、触られている感覚はありますが、痛みを感じることはありません。

Q.包茎手術の術後、性行為はいつからできますか?

A.包茎手術の術後、4週間後から性行為は可能になります。2週間も経過すると、一見すると傷口も塞がっているので、性行為を行っても大丈夫と思われるかもしれませんが、それはあくまでも「皮膚の表面がくっついている」状態で、まだ皮膚の深い層がきっちりと治っている訳ではないからです。

Q.包茎手術はバレますか?

A.当クリニックの、亀頭直下の冠状口という窪みに沿って皮を縫合する「亀頭直下環状切除法」による包茎手術の場合、勃起をさせた状態で近くで良く見れば分かる方は分かりますが、お風呂などでバレる心配はまずありません。

Q.包茎手術後に勃起したらどうなりますか?

A.細かく・丁寧に傷を縫合していますので、手術後に勃起をしたとしても傷が開いたりする心配はありません。ただし、術後1カ月ほどは意図的に勃起をさせることは控えてください。

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受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

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