ブログ
BLOG

包茎と早漏は関係ある?

男性器

包茎と早漏は関係ある?
「性行為の際、思っているよりも早く射精してしまう」「パートナーを満足させられないのではないか」といった早漏の悩みは多くの男性が抱えており、また包茎の方が「包茎だと早漏になりやすい」と聞いて不安を感じているケースも珍しくありません。

実際には、包茎であっても早漏をまったく感じない方もいますし、包茎ではないのに早漏で悩む方もいます。しかし、包茎は亀頭が常に皮に覆われていることから刺激に弱く、結果的に射精に至るまでの時間が短くなりやすいという一面があるのも事実です。
そこで本記事では、包茎と早漏の関係を中心に、早漏の定義や原因、早漏を改善するトレーニング法や早漏治療についてご紹介します。「早漏の原因は包茎かも・・」「早漏を何とかしたい・・」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧いただき、治療を検討する際の参考にしてみてください。

早漏の定義と問題点

早漏の定義

早漏の定義は「希望時間より早く挿入や挿人後早期に射精する状態が、持続あるいは繰り返されること[1]」または「挿入前、挿入後1分以内に射精してしまう状態[2]」とされています。
早漏は、男性の約20〜30%が経験していると言われており、非常に多くの男性が悩んでいる問題です。

射精のタイミングのコントロールが困難

早漏と呼ばれる状態の方は、「自分の意志で射精のタイミングをコントロールできない」と感じている場合が多いです。特に緊張や興奮が高まるとますますコントロールが難しくなり、いわゆる“悪循環”に陥ることもあります。
「挿入して少し経つと、すぐに射精してしまう」「前戯の段階から高い興奮状態になり、射精間近の感覚を抑えられない」といった状況を繰り返すと、パートナーとのセックスにも消極的になってしまいがちです。

パートナーが満足していない

性行為はパートナー同士のコミュニケーションのひとつであり、双方が心身ともに満足感を得られることが理想です。しかし、早漏によってパートナーが満足を感じる前に行為が終了してしまう場合、パートナーから不満が出たり、コミュニケーションに溝が生じる可能性があります。
実際、「早漏かもしれない」という悩みが原因でカップル間のセックスレスに繋がってしまうケースや、自分に自信を失うあまり、深刻なED(勃起不全)を引き起こす方もいらっしゃいます。
不仲な日本人カップル

すぐに射精してしまうことに悩んでいる

早漏に悩む男性の多くは、「自分は早漏なのではないか」という不安を抱えています。性行為中にすぐに射精してしまうことで、自己肯定感が低下し、性行為自体を避けてしまう方もいます。しかし、早漏は適切な治療やトレーニングによって改善できる問題です。まずは、自分の状態を正しく理解し、適切な対策を取ることが大切です。

包茎の種類と早漏の関連性

ここからは、「包茎」とはそもそもどういった状態を指すのか、そして包茎の種類別に早漏との関連性について解説します。

仮性包茎と早漏

仮性包茎
仮性包茎は、通常時には包皮が亀頭を覆っていても、手で簡単に剥くことができる状態を指します。勃起時にも包皮をスムーズに反転させ、亀頭を露出できるので、機能的な問題は生じにくいタイプともいえます。
しかし、亀頭が包皮に覆われている時間が長いことには変わりありません。そのため、外部刺激に対する慣れが不足しやすく、結果として亀頭が敏感になりやすいのが事実です。仮性包茎そのものが必ず早漏を引き起こすとは限りませんが、亀頭への刺激をコントロールしにくい環境が整っているため、早漏傾向になりやすい可能性があります。

カントン包茎と早漏

カントン包茎(カントン状態)
カントン包茎(嵌頓包茎)は、通常時に手で包皮を剥くことはできるものの、勃起時に包皮が亀頭を強く締め付けてしまう状態を指します。無理に皮を反転させるとリンパが滞り、浮き輪状の水ぶくれや痛みを生じるおそれがあります。
カントン包茎の方は、勃起時に痛みや違和感を伴うため、性行為に対して苦手意識が強まりやすいといわれています。この精神的ストレスがさらに早漏を招く要因にもなり得るので、注意が必要です。
また、勃起した状態で包皮を剥くと痛みを伴うため、皮が被った状態で性行為を行う方もいらっしゃいます。
この場合、非常に厚いコンドームを着用した状態で性行為を行うのと同じですので、なかなか射精しない「遅漏」になる可能性もあります。

真性包茎と早漏

真性包茎
真性包茎は、通常時・勃起時ともに全く包皮を剥くことができない状態を指します。亀頭を常に皮が覆っているため、亀頭の成長が妨げられたり、衛生面にもリスクが高いタイプです。
真性包茎の場合、性交時に亀頭を全く露出できないため、そもそもスムーズな性行為が難しいケースが多いです。
皮が被った状態で性行為を行うと、カントン包茎と同じく亀頭に刺激が余り加わらないため、遅漏になる可能性があるでしょう。

早漏の原因

早漏の原因は、精神的なものと肉体的なものに分けられます。また、その他の要因が重なることで、早漏が引き起こされることもあります。ここでは、早漏の主な原因について詳しく解説します。

精神的な原因

緊張や不安

「また早くイッてしまうのではないか」という不安感や失敗体験があると、それがトリガーとなり、さらに早漏を悪化させるケースがあります。

プレッシャー

「パートナーを満足させたい」「下手だと思われたくない」というプレッシャーが、高まりすぎると自律神経のバランスを乱し、早漏を招きやすいといわれています。
プレッシャーのためベッドの上で頭を抱える男性

コンプレックス

包茎やサイズの小ささへのコンプレックスを強く抱いていると、セックスそのものに積極的になれず、精神的に焦ったり緊張したりすることで早漏を引き起こすことがあります。

肉体的な原因

亀頭の敏感さ

包茎のように亀頭が常に皮で覆われていると、刺激に慣れておらず敏感になりやすいです。結果として射精までの時間が短くなる傾向があります。

ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモン(テストステロン)や神経伝達物質(セロトニンなど)の分泌量が影響する可能性が指摘されています。

加齢による機能低下

年齢とともに勃起維持力や性感度が変化するため、若い頃とは異なるペースで射精に至ってしまうケースがあります。

その他の原因

生活習慣

過度な飲酒や喫煙、睡眠不足、運動不足などはホルモンバランスや血流に影響し、性機能を低下させる要因となることがあります。

過去のトラウマ

過去の性体験で強い失敗感や恐怖を覚えたまま放置していると、セックス全般に対して苦手意識が芽生え、十分なコントロールができなくなることも。

その他の疾患

前立腺のトラブルや尿道炎など、何らかの泌尿器系疾患が射精のタイミングに影響を与える可能性も考えられます。

自分で出来る対策法と早漏改善トレーニング

早漏の改善には、さまざまなアプローチがあります。ここでは、自力で早漏改善に取り組むことが出来る対策法と、早漏改善トレーニング法をご紹介します。
ポイント解説をする笑顔の男性医師

厚みのあるコンドームを使用する

厚みのあるコンドームを使用して性行為を行うことで、亀頭への刺激が減少します。
それによって射精までの時間が延長されることが期待できます。

スタートアンドストップ法

性行為やマスターベーションの際に射精が近づいたと感じたら、刺激をいったんストップし、落ち着くのを待ってから再開する方法です。
これを繰り返すことで、「射精直前の感覚を知り、コントロールする」練習になります。
1.性行為または自慰行為を開始し、射精感が近づいてきたら一時停止
2.射精感が収まるまで30秒ほど待機
3.再び刺激を与え、同じように射精直前で停止
4.これを3~4回繰り返してから射精

圧迫法

こちらも早漏改善のための代表的なトレーニング法です。マスターベーションで射精が近づいたタイミングで、ペニスの亀頭と竿の境目(冠状溝あたり)を強めに圧迫し、刺激を意図的に中断するというものです。
具体的には下記の方法で行います。
1.射精感が近づいてきたら、亀頭の付け根を親指と人差し指で軽く圧迫
2.20秒ほど圧迫を続ける
3.射精感が収まったら圧迫を解除
4.これを数回繰り返す
圧迫法は、スタートアンドストップ法と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

早漏の治療法

上記のトレーニング法で改善が見られない場合や、より根本的な治療を考えたい方は、医療機関での早漏治療を検討してみましょう。ここでは代表的な早漏の治療法をご紹介します。

早漏改善薬

早漏改善薬として有名なのが、主成分「ダボキセチン」を含む「プリリジー」「ポゼット」です。これらは抗うつ薬と同様に、脳内のセロトニン濃度を高めることで、射精を遅らせる効果が期待できます。

効果の特徴

一時的に射精までの時間を延ばすことができる。セックスの1〜3時間ほど前に服用する。

注意点

頭痛やめまい、吐き気などが出る可能性がある。効果の発現まで1時間程度かかる。
根本的に早漏を治療できない点などを考慮し、現時点では当クリニックでの取り扱いはありません。

早漏改善ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、亀頭にヒアルロン酸を注入することで、亀頭を大きくし、感度を調整する治療法です。ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分であるため、安全性が高く、即効性があるのが特徴です。
また、早漏の改善効果も期待されており、射精までの時間を延ばすことができます[3]。

包茎手術

包茎手術により、亀頭の過敏性が改善され、早漏の症状が緩和されることがあります。特に真性包茎やカントン包茎の場合、手術によって大きな改善が期待できます。
研究によると、包茎手術後の患者の約62%に早漏症状の改善が見られたという報告[4]があります。これは、亀頭が適度に外気に触れることで、過敏性が緩和されるためと考えられています。
包茎手術

PSC for MENの包茎手術・早漏治療の特徴

プライベートスキンクリニック(PSC) for MENで行っている早漏治療・包茎手術についてご紹介します。

男性形成外科専門医によるカウンセリング

当クリニックには、形成外科専門医としての豊富な経験と、美容外科の高い技術を兼ね備えた医師が在籍しています。包茎手術から亀頭ヒアルロン酸注入まで、男性特有のお悩みに特化しているため、カウンセリングでは患者様一人ひとりの症状や希望に合わせた最適な治療プランをご提案できます。
井畑先生のカウンセリング

痛みの軽減にとことんこだわった包茎・早漏治療

ペニスや亀頭は身体の中でも特に敏感な部位ですから、「痛みが怖いから治療に踏み出せない」という方は多いと思います。当クリニックでは、痛みの軽減に徹底的にこだわり、次のような取り組みを行っています。

ブロック麻酔

ペニスの根元に麻酔を打つことで、ペニス全体の感覚を麻痺させます。亀頭に直接注射するわけではないため、注射時の痛みが少ないのが特徴です。

極細の注射針・麻酔成分入りヒアルロン酸

亀頭ヒアルロン酸注入の際には、極細の針を使用するほか、製剤に麻酔成分が含まれているため、注入中の痛みを最小限に抑えます。

術後ケアとアフターフォロー

術後の腫れや痛み、感染リスクを低減するためのアフターケアや術後診察を丁寧に行っています。
「手術が終わった後も相談しやすい体制」を整えているので、気になる症状が出たらすぐにご連絡いただけます。
こうした取り組みの結果、多くの患者様から「思っていたよりも痛くなかった」との声をいただいております。

まとめ

包茎と早漏には「亀頭が敏感になりやすい」という点で関連性があり、包皮によって刺激が防がれている分、いざ性交時に強い刺激が加わると射精までの時間が短くなる傾向があります。また、包茎に対するコンプレックスが精神的なプレッシャーを生み、早漏に拍車をかけるケースも珍しくありません。

しかし、早漏は自分で行えるトレーニング法から医療機関での治療まで、さまざまなアプローチが可能です。亀頭へのヒアルロン酸注入による早漏改善、そして包茎手術そのものが早漏改善に寄与することもあります。

当クリニックでは、形成外科専門医による包茎手術や亀頭ヒアルロン酸注入など、男性特有のデリケートなお悩みに寄り添った治療を提供しております。
カウンセリングでは患者様のお悩みを丁寧にお伺いし、「コンプレックス解消」「自然な仕上がり」「痛みを最小限に抑えた治療」という美容外科ならではの早漏治療を行います。
早漏は、なかなか他人には相談しづらい・デリケートな問題です。
まずは当クリニックへどうぞお気軽にご相談ください。

#早漏 #包茎 #早漏改善

包茎は早漏の原因になる?に対するよくあるご質問

Q. 包茎手術をすると必ず早漏は改善されますか?

包茎手術だけで早漏が必ず改善されるわけではありません。早漏には様々な原因があり、包茎は一つの要因に過ぎません。ただし、特に仮性包茎の場合、手術により亀頭の過敏性が改善され、結果として早漏症状が緩和されることが多いです。

Q. ヒアルロン酸注入の効果はどのくらい続きますか?

個人差はありますが、通常6ヶ月から2年程度効果が持続します。効果の持続期間は、注入するヒアルロン酸の種類や量、患者様の体質などによって異なります。効果が薄れてきた場合は、追加注入することで効果を維持することができます。

Q. 早漏改善トレーニングはいつ効果が出始めますか?

個人差はありますが、継続的なトレーニングを2~3ヶ月続けることで効果の実感が期待できます。ただし、トレーニングを中断すると効果が薄れる可能性があるため、定期的な実施が推奨されます。焦らず、継続的に取り組むことが重要です。

【参考文献】
[1]早漏の定義と目標挿入時間(第93回日本泌尿器科学会総会)https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205070652928
[2]What Is Premature Ejaculation?(ISSM:国際性機能学会)
https://www.issm.info/sexual-health-qa/what-is-premature-ejaculation/
[3]ヒアルロン酸ゲル注入による早漏治療に関する研究結果 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39121933
[4]The effect of circumcision on premature ejaculation/S. Senkul et al.(2004)
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4324807/

関連記事

包茎でお悩みの方はプライベートスキンクリニックにご相談を

包茎手術

 診療メニュー
大阪のメンズクリニック|大阪梅田プライベートスキンクリニック
所在地 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階
TEL 06-6940-7101
FAX 06-6940-7102
受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

略歴

SNS

  • プライベートスキンクリニック公式Instagram
  • プライベートスキンクリニック公式X
  • プライベートスキンクリニック公式FACEBOOK

※当クリニックのホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
※当クリニックの施術メニューは、公的医療保険が適用されない自由診療です。

  • お電話でのお問い合わせ

    06-6940-7101
    《受付時間》10:30〜19:00

  • WEBでのお問い合わせ

    ご予約・お問い合わせ
    専用フォームはこちら
    《24時間受付》

TOPへ戻る