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カントン包茎とは?手術方法・費用を医師が解説!

男性器

カントン包茎(かんとんほうけい)とは?
カントン包茎(かんとんほうけい)とは、包皮の先端部分の丸い穴(包皮口)が狭く、無理に皮を剥いて亀頭を露出させようとすると、包皮が亀頭のカリの下の部分を締め付けてしまう状態ですので、痛みを伴ったり、衛生面や性行為などを考慮すると手術が必要な状態と言えます。
今回は、特徴や手術方法・費用、自分で治す方法まで、カントン包茎の全てを解説します!

カントン包茎の定義

カントン包茎は、漢字では「嵌頓包茎」と書きます。「嵌頓(かんとん)」という言葉は「はまりこんでとれない」という意味を持ち、包皮が亀頭に嵌まり込んだ状態を表現しています。つまり、包皮を無理に剥こうとすると痛みを伴い、容易には戻せない状態を指します。剥いたのは良いけど皮を亀頭に被せることが出来なくなってしまった状態を「嵌頓(カントン)状態」と言います。
カントン状態になる可能性のある包茎を「カントン包茎」と一般的に呼んでいます。
非勃起時には包皮を剥き、問題無く亀頭を露出できるが、勃起時には難しいという軽度の方から、勃起していなくても包皮を剥くことが困難な重度の方まで、症状には個人差があります。

カントン包茎と他の包茎の違い

一般的に、包茎には「仮性包茎」「カントン包茎」「真性包茎」の3種類があります。
この3種類を非常に簡単に説明すると、仮性包茎はなんの問題もなく手で皮が剥ける状態、真性包茎は全く皮が剥けない状態、カントン包茎は皮を剥けることは剥けるが、無理に剥くと締め付けが起こる場合がある状態と言えます。

カントン包茎の原因

遺伝的・身体的な原因

基本的に全ての新生児は真性包茎(全く皮が剥けない状態)ですが、身体の成長とともにペニスも成長し、包皮口も広くなっていくため、真性包茎やカントン包茎の割合は減少していきます。
しかし、亀頭や陰茎の成長と比べ、包皮口がなかなか広くならない場合、成長期が終わってもカントン包茎のままという場合があります。

包皮炎・傷によるもの

包皮に限らず、傷がついたり炎症を起こした組織は、組織を修復する過程で一時的に硬くなったり、キュッと縮こまるという特性があります。
無理に剥こうとして包皮に傷を付けたり、包皮の炎症(包皮炎)を繰り返すことで、後天的にカントン包茎になることがあります。

糖尿病によるもの

糖尿病患者様から、「皮が剥けなくなった」「皮が剥きにくくなった」という相談を受けることが多々あります。これは、血糖値の管理が上手く出来てなかった糖尿病の方に良く見られることで、糖尿病によって包皮炎を繰りかえすことで、包皮が徐々に縮んでしまうことで起こることがあるのです。

カントン包茎は手術するべき?

カントン包茎は、皮を剥くということに何らかの問題がある状態ですので、痛みや衛生面、性行為を考えると、手術による治療を検討すべきだと考えます。
特に、無理やり包皮を剥き、包皮口によってペニスが圧迫されている「カントン状態」を放っておくと、亀頭や包皮の組織がうっ血し、最悪の場合壊死につながる可能性もあります。
「皮を剥いたけど、戻らなくなった!」
「亀頭の下の部分が締め付けられて浮き輪のようになっている!」
などの場合、速やかに医療機関へ受診し、適切な治療をうけることが必要です。

カントン包茎のリスク

性行為(セックス)

カントン包茎の方は、勃起時に包皮を剥くことが難しいため、基本的にはセックスの際にも包皮を被せたまま行うこととなります。
この場合、包皮と亀頭の間の恥垢(汚れ)をパートナーの膣内に入れてしまうことで、パートナーが膣炎などの感染症を起こしてしまうリスクがあります。
また、セックスの際に思いもよらず包皮が剥けてしまうことで、「カントン状態」になってしまうリスクもあります。

見た目

見た目が気になるという理由でカントン包茎に悩む方も多いです。特に銭湯や温泉などで他人の目が気になる場合があります。包茎は決して珍しい状態ではありませんが、見た目を改善することで自信を持ちたいと考える方が多くいらっしゃいます。

早漏

カントン包茎の男性は、亀頭が包皮に守られているため刺激に弱く、性行為時の刺激ですぐに射精してしまうという早漏の悩みを抱える方が多いです。手術で亀頭が常に露出するようになると、亀頭が常に下着などによる刺激に晒されることで、刺激に慣れ、早漏の改善が期待できます。

カントン包茎は自力で治せる?予防できる?

包皮口が狭い状態がカントン包茎ですので、包皮口を広げる矯正器具を用い、すこしずつ包皮の口を広げることで、カントン包茎が改善し、仮性包茎になる可能性はあります。
しかしながら、器具によって包皮を傷つけ、炎症を起こした場合、カントン包茎がさらに悪化するリスクもあります。

カントン状態は自力で治せる?

包皮を無理に剥いたが、元に戻らず、浮き輪のようになってしまった痛みを伴うカントン状態は、自力で治すことは困難ですので、一刻も早く医療機関を受診しましょう。
浮き輪部分の水ぶくれを潰したら治ると考えるかもしれませんが、根本的に包皮口による陰茎の締め付けは改善できませんので、自力での治療は行わないべきでしょう。

カントン包茎は予防できる?

カントン包茎を完全に予防する方法はありませんが、大人になってもカントン包茎のままというリスクを減らすことは可能です。
まず、幼少期から適切なケアを心がけることが重要です。よく知られる「むきむき体操」と呼ばれる方法では、入浴時に包皮を無理のない範囲で優しく引き下げて洗浄することで、包皮の口を広げ、自然に亀頭が見えやすくなる場合があります。ただし、過度な力を加えることは絶対に避けてください。
また、日常的に清潔を保つことも大切です。包皮内をきれいに保つことで、感染症や炎症を防ぎ、包皮を正常な状態に保つことができます。

カントン包茎の治療法

カントン包茎の治療法としては、手術が最も効果的です。手術にはいくつかの方法がありますが、当クリニックでは「亀頭直下環状切開法」という美容形成的な手術を行っています。この方法では、亀頭に近い部分で包皮を切除し、自然な見た目を保ちながら包茎を治療します。

背面切開法

包皮の背側を縦に切開した後に横に広げることで、包皮口を広げることで、勃起時でも亀頭を問題無く露出させることが出来る状態にする手術です。比較的簡単な手術で、他の手術法に比べると傷も小さいというメリットはありますが、傷跡が目立つ箇所に出来ることや、皮を短く切るわけではないので、包茎自体は治らない(背面切開法はカントン包茎を仮性包茎にする手術)というデメリットもあります。

クランプ法

クランプという器具を使い、包皮の組織を挫滅(ざめつ)させ、切除する手術法です。手術が比較的容易なことや、出血が少ない点はメリットですが、波を打ったような傷跡が残るため、傷跡が非常に目立ちやすい点などがデメリットです。

環状切除法

包皮を環状に切除する手術法です。例えるなら、ドーナツ状に生地をくり抜くイメージです。
当クリニックでは、その中でも「亀頭直下環状切除法」という術式でカントン包茎手術を行います。
この手術法は、亀頭のカリの部分に切除ラインを隠すため、術後の見た目が非常に自然である点がメリットです。包茎手術を受けたことがバレにくい術式です。
一方、高い技術力を必要とする手術法ですので、医師の経験や技量が問われる術式です。

カントン包茎の治療費用

当クリニックでは、カントン包茎も他の包茎も同一料金で治療を行っています。
「〇〇術」や「〇〇法」などといったオプション費用も一切ありませんし、切開デザイン、縫合糸の経過を相談できます。
また、術後のケアにかかる費用(薬代・抜糸代など)も全て含まれていますので、どうぞ安心してご来院下さい。

カントン包茎手術に関する不安

手術に対して不安を感じる方も多いですが、きちんと麻酔が効いた状態で手術をするため、手術中の痛みはほとんどありません。術後に痛みがある場合でも、痛み止めが処方されるため、大きな心配は不要です。
また、手術後は包帯によってペニスを圧迫するため、強い痛みは感じることは少ないでしょう。

術後の生活の注意点

手術後は4週間程度、性行為や激しいスポーツなどはできませんが、一般的な生活や仕事に支障をきたすようなダウンタイムは基本的にはありません。クリニックによっても異なりますが、一生に一回の手術ですので、医師の指示に従い、しっかりとケアを行うことが大切です。

まとめ

カントン包茎は、見た目や臭い、衛生面や性行為のことを考慮すると、早めに手術を検討した方が良い状態です。
大阪梅田のプライベートスキンクリニックforMENでは、術後の見た目の自然さにこだわった包茎手術を、完全均一料金で提供しています。
他のクリニックで高額な治療費を提示された方や、まずカントン包茎治療について相談したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
皆様のご来院を医師・スタッフ一同心よりお待ちしております!

#カントン包茎 #嵌頓包茎 #かんとん包茎

よくある質問

カントン包茎について、患者様からよくいただく質問をご紹介します。

Q.カントン包茎手術の費用は?

術式にもよりますが、おおよそ10万円〜40万円程度が相場ではないでしょうか。当クリニックでは、どのタイプの包茎であっても、税込275,000円の均一料金で審美的に包茎手術を行います。

Q.カントン包茎は手術しなくてもいい?

包皮口が狭い状態のカントン包茎は、それ自体は病気ではありませんので、今すぐに手術をしなくてはいけない状態ではありません。ただ、包皮を無理に剥いてしまい、陰茎が締め付けられて、包皮を元に戻せなくなってしまった「カントン状態」の場合は、速やかに治療が必要です。

Q.カントン包茎と真性包茎の違いは?

カントン包茎は、包皮口が狭いため剥いた包皮が元に戻らなくなったり、痛みを伴うことはあるが、包皮を剥くことで亀頭を露出させることは出来る状態のことです。
一方、真性包茎は、包皮口が極度に狭いため、どうやっても包皮を剥くことで亀頭を露出させることが出来ない状態のことです。

大阪のメンズクリニック|大阪梅田プライベートスキンクリニック
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FAX 06-6940-7102
受付時間 10:30〜19:00 (完全予約制)

この施術ページの監修医師

医療法人優聖会最高顧問井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

医療法人優聖会最高顧問 井畑 峰紀

糸リフトやフィラー注入によるしわ・たるみ治療や、にきび治療などの美肌治療を中心とした美容医療に携わる、確かな実績を持つ医師。

所属

平成15年
大阪医科大学 形成外科教室:入局
平成21年
大阪医科大学 助教(准):就任
美容クリニック非常勤勤務:歴任
平成24年
医学博士学位取得
日本形成外科学会 専門医認定
平成25年
某美容クリニック:院長就任
令和5年
プライベートスキンクリニック
最高顧問:就任 現在に至る

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