額(おでこ)のシワは消えない?美容再生医療について解説


こんにちは!プライベートスキンクリニックです。 本日は、額(おでこ)のシワが消えないと悩んでいる方に向けて、当クリニックが積極的に取り入れている美容再生医療についてご紹介します。 美容再生医療は患者様が本来もつ細胞の再生能力を生かして根本から改善していく治療になります。「額のシワが消えない」「額のシワを消す最適な治療を探している」などお悩みの方におすすめです。額にシワができる原因や美容再生医療について詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
おでこのシワとは
おでこは加齢とともにシワができやすい部位です。目立つ部位にあるため、おでこのシワによって顔の印象が大きく左右します。おでこにシワがあると「老けてみられる」「苦労している」「疲れている」などの印象を与えてしまいます。では、なぜおでこにシワができるのでしょうか。その原因についてご説明します。
おでこのシワの原因は加齢による肌弾力の低下や表情のクセ
加齢とともに、真皮にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減少し、ハリやツヤ、弾力がなくなっておでこにシワができてしまいます。また、笑ったり、顔をしかめたりするときにおでこにシワができますが、長い期間繰り返すことで筋肉が凝り固まってシワが刻まれてしまうのです。そのため、眉を上げるクセがある方など、おでこにシワを寄せることが多い方は、シワができやすいため注意が必要です。
紫外線や乾燥が原因でおでこのシワができやすい
おでこは、紫外線などの外的な影響から乾燥が起こりやすい部位です。乾燥は肌にとって大敵です。シワやたるみ、シミなどさまざまな皮膚トラブルの原因となります。そのため、しっかりと保湿対策を行いましょう。また、紫外線は肌のバリア機能を破壊し、コラーゲンやエラスチンを減少させます。それらが減少することでハリのない肌になりシワの原因になってしまうのです。
おでこのシワが美容再生医療で改善できる仕組み
おでこのシワに対して当クリニックでは美容再生医療を取り入れています。美容再生医療は、患者様が本来持っているハリやツヤを生み出す成分を最大限に生かし、根本から改善する治療です。当クリニックで取り組んでいる美容再生医療についてご説明します。
ACRS(自己血サイトカインリッチ注入)療法
ACRS療法は、患者様の血液から精製した「抗炎症性サイトカイン」と「成長因子」を豊富に含む製剤を使った治療です。患者様の血液を採血して、37℃の環境で約3時間インキュベーション(培養)することによって増殖させた上清液(サイトカイン)を気になる部位に注入します。 サイトカインとは、細胞の分化や新生、損傷した組織の修復を促すタンパク質で、お肌のコラーゲンの産生を促すことでお肌のハリやツヤの改善やニキビ跡などのお肌の凹凸の改善、シワやくすみといったお肌の加齢に伴う症状の改善などの働きがあります。 成長因子は、美肌に必要な成長ホルモンの分泌を促す役割を担っており、エイジング治療やシワの改善に効果的です。ACRS療法で皮膚をふっくらと保つために必要な組織を作り出す線維芽細胞を増殖させることで、シワのないハリのあるおでこに改善できます。
真皮線維芽細胞移植術
線維芽細胞とは、コラーゲン、エスラチン、ヒアルロン酸など美肌の形成に欠かせない成分を作りだす細胞です。私たちの皮膚の真皮に存在し、皮膚にハリやツヤを出し、若々しい肌を保つ役割を担っています。 しかし、線維芽細胞は加齢とともに減少してしまいます。線維芽細胞が減少すると、ハリやツヤがなくなり、シワやたるみの原因となってしまいます。 真皮線維芽細胞移植術は、患者様の皮膚から線維芽細胞を採取して培養した後に、活発な線維芽細胞を皮膚に戻す治療です。肌細胞を根本的に変えていく治療で、肌にハリやツヤを与えることでしわを改善させます。 当クリニックのおでこのシワの治療は、ACRS療法を3回行った後に真皮線維芽細胞移植術を行っています。
おでこのシワへの美容再生医療のダウンタイム
おでこのシワに対する美容再生医療のダウンタイムについてご紹介します。美容再生医療は、ダウンタイムが短い点も嬉しいメリットです。 一般的な美容医療では、メスを使った外科的な侵襲や異物の注入、レーザー治療が主になります。それらはダウンタイムも長くなり副作用やリスクもでてしまいます。一方、美容再生医療は、注射針を用いて治療を行うので、内出血や赤み、腫れが主な副作用でいずれも数日で消失します。そのためダウンタイムが取れない方にもおすすめです。 治療後の日常生活においては、特に制限はございません。ダウンタイムについてご不明な点がある方はご相談ください。
美容再生医療の治療効果について
美容再生医療の治療の効果の現れ方、持続期間についてご説明します。
効果の現れ方
美容再生医療は、肌細胞レベルから改善していく治療になるため緩やかに効果が現れてきます。 1回の施術でも効果を実感していただけますが、2〜4週間に1回、3回前後の施術でより効果を実感できます。実際に患者様のおでこのシワの状態を診せていただき必要な回数や治療期間などご提案できればと考えています。
効果の持続期間
美容再生医療は、効果の持続期間が長い点も特徴です。個人差はありますが、早い方で1ヶ月後から効果を実感していただけます。その後長期的に効果を発揮するため、患者様の満足度の高い治療になります。 再生医療は、肌本来の再生能力を生かした治療です。根本的な治療になるので定期的なメンテナンスは不要。おでこのシワを根本的に、そして長期的に改善したい方は、ぜひご相談ください。
他の治療法との比較
おでこのシワに対してさまざまなアプローチで治療が行われています。代表的な治療法について美容再生医療と比較しながらご説明します。
ヒアルロン酸注射
おでこのヒアルロン酸注射は、おでこに丸みや立体感を持たせたい方やシワが気になる方に人気の施術です。 ヒアルロン酸注射は、体内にもともと存在するヒアルロン酸と同じ成分の製薬を使用した治療法です。ヒアルロン酸を注入することにより、シワの改善や肌のボリュームアップの効果を発揮します。 おでこに注入したヒアルロン酸は、個人差や使用する製剤によっても変わりますが、おおよそ数カ月〜2年程度かけて吸収されていきます。気軽に受けられる美容医療ですが、定期的なメンテナンスが必要になるため、美容再生医療と比べると効果の持続期間は短いです。 また、美容再生医療の場合は、ヒアルロン酸を注入するのではなく、ヒアルロン酸の工場である線維芽細胞自体を増やすことを目的としています。細胞の自律的な働きによって自然な形での⽪膚の再⽣を図り、シワの改善効果が期待できます。
ボトックスの注入治療
ボトックス治療は、表情ジワに効果的で一時的に筋肉の働きを弱める働きがあります。 「顔をしかめる」「笑う」など顔周りの筋肉を動かすことで刻まれるシワが表情ジワです。おでこにボトックスを注入することで、シワを作る表情筋の働きを弱め、おでこにシワが出来にくくなります。 ボトックス注射の効果は、注入後〜1週間で現れ、最大6カ月程度効果が持続します。基本的に、ヒアルロン酸よりも持続期間は短いとされており、定期的なメンテナンスが必要な治療です。美容再生医療のような長期的な効果は見込めません。
プロテーゼなどの外科的手術
ヒアルロン酸注射やボトックス注射と比べて長期的に効果を発揮するのがプロテーゼなどの外科的な手術です。 プロテーゼは、人工弁や人工関節などでも用いられ、安全性や耐衝撃性が極めて高い医療用のシリコン素材です。おでこにプロテーゼを挿入することでボリュームアップし、シワが消えて長期的な効果が期待できます。 プロテーゼ挿入は、切開や縫合など外科的な処置が必要な治療です。美容再生医療に比べて、リスク、副作用が大きく、ダウンタイムが長い特徴があります。そのため、おでこのしわ治療においては、メジャーな治療ではありません。 以上、美容再生医療とその他のおでこのシワ治療との比較でした。美容再生医療は、長期的に効果を発揮し、ダウンタイムが短くリスクの少ない治療ということが分かっていただけたでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?今回はおでこのシワが気になる方に向けて美容再生医療についてご説明しました。 美容再生医療は、患者様が本来持つ肌再生能力を生かして根本からシワを改善していく治療になります。長期的に効果を発揮し、ダウンタイムやリスクの少ない治療のため満足度が高い特徴があります。 おでこのシワでお悩みの方は、経験豊富な医師が担当する当クリニックにお任せください。 プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。 おでこのシワでお悩みの方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について