おでこがヒアルロン酸でボコボコに!対処法はあるの?


この記事でわかること
- おでこヒアルロン酸注入でボコボコができる原因
- ボコボコを回避するための施術のポイント
- 施術後にボコボコができた場合の対処法
女性らしさを左右するパーツの一つである「おでこ」。丸みのある可愛らしいおでこに憧れる方も多いのではないでしょうか?そこでおすすめなのが、額(おでこ)のお悩みを解消できるヒアルロン酸注射です。平らなおでこやゴツゴツした印象を改善し、立体感のある綺麗なラインのおでこにすることができます。加齢によるボリュームダウンが気になる世代だけではなく、20~30代の若い世代にも人気の高い施術です。
そんなヒアルロン酸注射ですが、「施術後おでこがボコボコになった」という噂や情報が気になっている方もいらっしゃると思います。「手軽だけど実はリスクが高いの?」と施術を検討されている方は心配になりますよね。そこで、本日はおでこのヒアルロン酸注入でボコボコになる理由と回避する方法をご紹介します。施術を受けられる前に是非チェックしてくださいね!
目次
ヒアルロン酸注入でおでこがボコボコになるのはなぜ?
「おでこにヒアルロン酸を注入したらボコボコになった」という方が実際にいらっしゃいます。
このようにヒアルロン酸注入後、おでこが凸凹してしまうのは、医師の技術不足が主な原因であると考えられます。
ヒアルロン酸注入は、適切な製剤の使用はもちろん、注入位置や注入層、注入量などの見極めが必要な施術です。顔の解剖学を熟知したドクターではないと、おでこに限らずどの部位であってもボコボコになるリスクは上がる可能性があると言えます。
それでは、ボコボコになる原因について詳しく見ていきましょう。
均一に注入できていない
ヒアルロン酸を一ヶ所に塊で注入してしまうと、しこりのように硬くなりおでこが凸凹になってしまいます。
本来、おでこへのヒアルロン酸注入は、薄く広がるように注入しなければなりません。
また、凹みに注入するだけではなく、全体的にキレイなラインとなるよう調整しつつ注入していく必要があるため、額へのヒアルロン酸注入は比較的難しい施術と言われています。
注入量が多すぎる
注入量が多すぎる場合も、おでこがボコボコし不自然な状態となる場合があります。患者さまのお悩みと希望のデザインによってヒアルロン酸の適正量はそれぞれ異なり、本来はボリュームを確認しながら微調整も必要となります。
ヒアルロン酸が適していない
額形成に適していないヒアルロン酸を使用した場合、なじみが悪くボコボコが目立ちやすくなるケースがあります。ヒアルロン酸は種類によって粒子の大きさや硬さが異なるため、注入部位によって向き不向きがあります。ボコボコとなるリスクを下げるためには、おでこの注入に適した信頼性の高い製剤を使用することが大切です。
皮膚が薄い・注入層が浅い
もともと皮膚が薄い方や皮膚が薄い部位への注入では、浅い層に入れすぎるとボコボコになる確率があがります。そのため、適切な種類のヒアルロン酸を使用し、注入量・注入層を注意して行う必要があります。
注入直後と形が変わる
注入してからしばらく経つと、額や眉間の筋肉が動くことやヒアルロン酸が馴染むことで注入したヒアルロン酸がボリュームダウンし形が変わることがあります。ボコボコするほど目立つ状態とはなりませんが、もし変型やボリュームダウンが気になった際は、施術を受けたクリニックで相談することをおすすめします。
額(おでこ)ヒアルロン酸注射の施術例

施術 | ヒアルロン酸を額(おでこ)のボリュームを出すために注入します。内出血予防及び均一にヒアルロン酸を注入するため、カニューレ(別費用2,200円)を用いることがあります。 |
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特徴 | ヒアルロン酸は、体内に元々存在する成分のため、安全性が非常に高い製剤です。 施術の直後より効果を実感して頂ける点も人気の理由です。 |
リスク(副作用) | 1~7日程度、針を刺した部分や注入部分に赤みや腫れが生じる事があります。 |
注意事項 | 治療の結果には個人差があります。 |
額のボコボコ感が馴染むまではどのくらい?
ヒアルロン酸の注入直後は硬さを感じたり、施術による腫れやむくみの影響でボコつきが目立つケースもありますので、必ずしも失敗とは限りません。
額に注入したヒアルロン酸によるボコボコ感が、馴染んで目立たなくなるまでには、通常1~2週間程度かかります。
まずは、ヒアルロン酸が馴染むまでの間、様子を見ましょう。
おでこがボコボコになるリスクは回避できる?
ボコボコのリスクを回避するためには以下の点に注意が必要なため、クリニック選びが重要となります。
- 額形成に適したヒアルロン酸を使用すること
- 注入位置、注入層、注入量が的確なこと
当クリニックでは、額(おでこ)への注入用として、表情の動きに馴染みやすく自然な仕上がりが可能なヒアルロン酸「ジュビダームビスタ ボリューマXC・ボリフトXC等」を使用しています。また、注入位置から扇状に広がるように均一に注入していますので、ヒアルロン酸が一ヶ所に固まることはなく、おでこにしこりができボコボコになるリスクが軽減されています。さらに、先端が丸く柔軟性のある針「カニューレ」の使用によって、注入時の微調整が容易にできるため、キレイな丸みを作ることができます。
おでこがボコボコになってしまったときの対処法は?
万が一、おでこがボコボコ状態となってしまったら、治すことはできるのでしょうか?具体的にどうすればよいのか対処法を見ていきましょう。
マッサージはしてもよい?

注入後のボコボコ状態に対し、マッサージを推奨しているクリニックもありますので、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。本来、ヒアルロン酸が均一に注入されていれば注入後にマッサージをする必要はありません。ヒアルロン酸が馴染む前に強く擦ったりマッサージをするのはおすすめできないケースもありますので、自己判断せずに確認することが大切です。
馴染むまで放置すべき?
1~2週間程度で自然と馴染まずにいつまでも凸凹が目立つ場合は、クリニックで診てもらいましょう。そもそも額はヒアルロン酸が吸収されにくい部位ですので、ボコボコが残ってしまった場合は、自然に解消されるまでに時間がかかります。
ヒアルロニダーゼで溶かす
ボコボコが目立つし、いつまでも無くならない。。と、完全にしこり状態となってしまった際には、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸を溶かすという選択肢もあります。きちんと溶解されれば、数日~2週間程度で自然と体へ吸収されて、ボコボコしているしこりは解消されます。
まとめ
ヒアルロン酸注入でおでこがボコボコになる原因とリスクを回避する方法についてご紹介しました。ヒアルロン酸注入は、医師の技術力によって仕上がりに大きな差が生じる施術です。
おでこがボコボコになるリスクを低減させるためには、信頼のおけるドクターやクリニックで施術を受けることが大切です。
また、額は他の部位よりも多少腫れやすい傾向があります。そのため、施術後の腫れやむくみが長引いて心配になる方もいると思いますが、時間の経過とともに注入直後の状態に戻りますので、前髪でカバーするなど工夫して過ごすようにしましょう。
大阪梅田のプライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様のお顔立ち、お顔全体のバランス、ご希望の丸みや形を考慮したうえで、適切な施術プランをご提案いたします。おでこのヒアルロン酸注入をご検討中の方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
おでこがへこんでいます。なぜでしょうか?
おでこが加齢によってへこんでしまう原因は主に2つあります。
①おでこの脂肪や真皮の減少:おでこの脂肪や真皮が加齢に伴って減少することで、おでこの丸みや立体感が失われていきます。
②骨吸収:30代以降になると、骨の吸収や萎縮が骨の生成のスピードを上回ることで、おでこが徐々に平らに・へこんでいきます。
ヒアルロン酸を注入後、おでこの凸凹が気になります。
ヒアルロン酸注入は、適切な製剤の使用はもちろん、注入位置や注入層、注入量などの見極めが必要な施術です。
ヒアルロン酸注入後、おでこが凸凹してしまうのは、均一にヒアルロン酸を注入できていない、注入量が多すぎる、額形成に適していないヒアルロン酸を使用している可能性があり、これは医師の技術不足が主な原因です。
これを回避するためにも、信頼のおけるドクターやクリニックで施術を受けることがおすすめです。
ヒアルロン酸のボコボコはいつ治りますか?
ヒアルロン酸のボコボコが目立たなくなるまで、1~2週間程かかります。また、3~4週間程でヒアルロン酸が馴染んでいきます。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について