井畑医師のヒアルロン酸注射施術に対するこだわりと実績


目次
私のヒアルロン酸注射施術に対する考え
私がヒアルロン酸の注入施術を始めたのは15年以上前になります。この15年以上の間に延べ3,000名以上の患者様にヒアルロン酸の注入を行って来ました。
その間、ヒアルロン酸の製剤自体も大きく進化しました。
具体的には、持続時間の延長や、用途に応じたさまざまな硬さや濃度のヒアルロン酸の登場などが挙げられます。
製剤自体の変化だけではなく、注入のテクニック・手法も大きく進歩しました。
一昔前のヒアルロン酸の注入施術は、シワの溝を埋めるということを主な目的として行っていましたが、ここ10年くらいで緩んだ支持靭帯(リガメント)を引き上げ、お顔全体をリフトアップさせるという手法が登場しました。
また、顔面の骨の萎縮(減少)が、顔の輪郭の加齢による変化に大きな影響を与えていることも分かってきました。
これらの進歩によって、今ではヒアルロン酸はシワの溝を埋めるだけでなく、支持靭帯の引き上げや、骨の減少によるボリュームロスを補う目的でも多く使用されるようになっています。
学会への参加や、他の医師との交流などによって、これからも最新の技術や情報をアップデートし、患者様へフィードバックすることで、これからもより良い施術を提供できるように心がけて参ります。

ヒアルロン酸注射を行う前に大切なこと:正確な診断とヒアリングの重要性
ヒアルロン酸の注入施術を行う前に最も大切なことは、事前の診察・カウンセリングです。
私は、どのような仕上がりを求めているのかについて鏡や写真を用いて丁寧に傾聴するところからカウンセリングを始めます。
その上で、リスクや副作用、ヒアルロン酸で出来ること・出来ないこともきちんと説明をすることが大切で、決して過度な期待を抱かせてはいけないと考えています。
診断の際には、お顔全体のバランスを見ることはもちろんのこと、皮膚の柔らかさや靭帯の緩みの程度、骨萎縮の進行具合など細かな点も丁寧に診察をした上で、どの部位に・どの製剤を・どの程度注入すると患者様のご期待に応えられるかを説明しています。

ヒアルロン酸施術時のリスクを回避するために
ヒアルロン酸の注入は、非常に一般的な施術になってきており、気軽に受けていただける施術の一つとなりました。
しかし、ヒアルロン酸の注入にはリスクも当然伴います。
その中で、最も気を付けなくてはいけないリスクは血栓といってヒアルロン酸が血管に詰まってしまうというリスクです。
ヒアルロン酸を血管内に注入してしまうことによって起こるリスクで、組織の壊死や失明といった大きなトラブルに繋がることもあります。
このリスクを避けるために、注入の際には逆血確認といって、ヒアルロン酸を注入する前にシリンジ(注射器)を押すのではなく一回引き、血液がシリンジに流入してこない事をしつこいくらいに確認しながら施術をしています。
また、後進の医師に対しても血栓の怖さや逆血確認の大切さを伝えています。
その結果もあり、私個人は勿論の事、当院においてもヒアルロン酸注射施術後の血栓については一度も起きていません。
自然な美しさへのこだわり:製剤の選択と適切な注入量の見極め
ヒアルロン酸の注入は、最適な種類のヒアルロン酸を、最適な箇所に、最適な量を注入することが最も大切なことです。
ヒアルロン酸製剤の種類は厚生労働省に認可を受けている製剤だけでも10種類以上あり、その他の製剤も合わせると主に日本国内で流通しているヒアルロン酸だけでも数十種類以上にのぼります。
その中から、私の長年の経験から患者様お一人おひとりに最適な製剤を選択し、ご提案致します。
最適な箇所へ最適な量のヒアルロン酸を注入するためには、経験はもちろんのことですが、解剖学を熟知していることと、皮膚や靭帯、骨の状態をしっかりと見極めることが非常に大切だと考えています。
ヒアルロン酸注射による施術を検討されている方は、ぜひ一度ご相談にお越しいただければと思います。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について