口の周りのたるみで老け見え?たるみの原因と解消法!


この記事でわかること
「最近、口の周りのたるみが気になる」「ほうれい線のシワが深くなってきた」とお悩みではないでしょうか。
口の周りのたるみによって、実年齢より老けて見えたり、不機嫌そうに見えたりすることもありま す。皮膚は一度たるむと改善が難しいため、適切な予防や対策が必要です。そこで本記事では、口の周りがたるむ原因や予防方法、またたるみを改善する美容医療について解説します。口の周りのたるみを解消して顔の印象を変えたい方は、最後までご覧ください。
目次
口の周りがたるむ原因
口周りのたるみを防ぐ為には、たるみの原因を知ることが重要です。ここでは、口の周りがたるむ原因を4つ紹介します。
皮膚のハリの低下
皮膚のハリの低下は、口の周りがたるむ原因の一つです。皮膚のハリが低下すると肌を支える力が弱まるため、たるみが目立つ傾向にあります。また、皮膚の弾力を保つ働きがあるコラーゲンやエラスチンの生成量は20代から減少するため、 年齢とともにハリのある肌を維持しにくくなると言われています。コラーゲンを補うスキンケアの使用や十分な保湿は、口の周りのたるみ予防につながるでしょう。
表情筋の衰え
表情筋の衰えは、口元のたるみの原因となります。筋肉は皮膚や脂肪を支える働きを持つため、表情筋の力が弱まると、口元のたるみにつながる可能性があります。加齢や無表情な生活は表情筋の筋力低下を引き起こす要因になるため、注意が必要です。 表情筋を鍛えるエクササイズを実践したり、日常的に笑顔を意識したりしましょう。
脂肪の増加
口周りの脂肪の増加は、たるみの原因の一つです。皮下脂肪が多いと皮膚のハリが低下し、重みによって皮膚が垂れ下がる傾向にあります。加齢により筋肉が衰えていると脂肪を支えられなくなるため、脂肪が多いとたるみがさらに悪化する可能性があるでしょう。また、脂肪増加による口周りのたるみは、口角の下がりや二重顎が目立ちやすくなります。 バランスの取れた食事や適度な運動を取り入れ、顔周りの脂肪増加を防ぎましょう。
紫外線の影響
紫外線ダメージも、口周りのたるみの要因のひとつです。紫外線はコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、皮膚のハリ低下を引き起こす可能性があり ます。また、紫外線ダメージが肌の乾燥を引き起こし、皮膚のハリが低下するため、たるみの悪化を促進させます。日焼け止めや帽子、サングラスなどで紫外線対策を徹底しましょう。
口周りのたるみの種類
ここでは、口周りのたるみの種類を4つ紹介します。
ほうれい線の延長
口周りがたるみによって頬の皮膚や脂肪が下がると、ほうれい線の境目がくっきりして見える傾向があります。ほうれい線の延長は、実年齢より老けた印象を与えやすいです。また、皮膚のハリ低下でほうれい線が深く見える可能性があります。口周りのたるみによって、ほうれい線が深くなり更にたるみが目立ちやすくなります。
マリオネットラインの出現
口の周りのたるみは「マリオネットライン」を引き起こす原因となる可能性があります。
マリオネットラインは、口角から顎にかけて縦に伸びるシワで、ほうれい線の下に形成されるのが特徴です。このシワが目立つと、老けた印象や不機嫌な表情に見えやすくなります。

口角の下がり
口元のたるみによって、口角が下がった印象になります。口の周りの筋肉や頬の筋肉の衰えにより、口元を引き上げる力が弱まり、口角が自然と下がる傾向にあります。更に、口角が下がると、「ジョールファット」と呼ばれる口角の横付近にある脂肪も垂れ下がるのが特徴です。口角が下がりは、疲れや不機嫌な印象を与えやすくなります。
フェイスラインのぼやけ
口周りのたるみは、フェイスラインをぼやけた印象にします。口周りがたるむと顎のラインがはっきりしなくなり、顔全体のフェイスラインの輪郭が不明瞭になる傾向があります。更に、皮膚や脂肪が下垂すると、二重顎が目立ちやすくなるでしょう。フェイスラインのぼやけは、顔全体のバランスを崩し、老けた印象を与えやすくなります。
口周りのたるみを予防する方法
ここでは、口周りのたるみを予防する方法を紹介します。
一度たるんだ肌は元に戻すのが難しいため、継続的にたるみを予防することが大切です。
表情筋トレーニング
表情筋トレーニングで口周りの筋肉を鍛えることが、口元のたるみ予防につながります。口の周りや頬の筋肉を意識的に動かすと筋力が向上し、皮膚のハリが保たれやすくなるでしょ う。トレーニング方法には、ペットボトルや割り箸を使用するものや、専門のトレーニンググッズを活用するものなどがあります。日常生活に取り入れやすいものから始める方法がおすすめです。たるみの改善として即効性はないものの、毎日の継続でたるみ予防効果が期待できます。
十分な保湿
肌の水分を十分に保つことで、たるみの進行予防が期待できます。乾燥すると肌の弾力が低下するため、適切な保湿ケアで肌のハリを維持することが重要です。化粧水や乳液、美容液などを使って十分に保湿したり、セラミドやヒアルロン酸を含むスキンケアアイテムを取り入れたりするのも効果的です。日々のスキンケアで十分に保湿を行い、口周りのたるみを予防しましょう。
紫外線対策の徹底
口周りのたるみの予防には、紫外線対策が重要な役割を果たします。
紫外線によるエラスチンやコラーゲンの破壊を防ぐために、日焼け止めをこまめに塗り直したり、 帽子やサングラスの使用も役立ちます。
紫外線対策の徹底で、口周りのたるみを防ぎ、若々しい肌を維持しましょう。
クリニックへの受診
一度たるんだ肌を元に戻すことは難しく、上記で解説してきた予防では、十分な効果が得られない場合があります。
早期的な解決や効率的に改善を望むのであれば、クリニックでの施術がおすすめです。 美容医療は個々の悩みに合わせた施術が提供されるため、高い効果が期待できます。 根本的な解決を目指す方は、一度カウンセリングで相談しましょう。
口周りのたるみを改善する美容医療
一度たるんだ皮膚をセルフケアで元に戻すのは難しく、美容医療の力を借りることが必要になります。
ここでは、口周りのたるみを改善する美容医療を5つ解説します。
医療ハイフ(HIFU)
医療ハイフ(HIFU)は、超音波で皮膚の奥深くからリフトアップできる施術です。
超音波は肌の奥深くにあるSMAS層(表在性筋膜)に熱を加えることで、緩んだ筋膜をキュッと引き締めることができます。メスや注射を使わずにリフトアップ効果が期待できるため、手軽に試しやすいのが特徴です。

デンシティ
デンシティは、肌の再生を促し弾力を高める施術です。
高周波(RF)が肌の奥深くにある真皮層や皮下組織に熱を与え、コラーゲンやエラスチンの生成 を促すため、肌のハリや艶、肌の引き締め、たるみ、小ジワの改善などの効果が期待できます。首まで施術可能なので、首のシワにお悩みの方にもおすすめの施術です。

ヒアルロン酸注射
皮膚の土台となる支持靭帯のあゆるみや顔面骨萎縮は、口周りのたるみの原因となります。
緩んだ支持靭帯を補強するようにヒアルロン酸を注入したり、ほうれい線やマリオネットラインの 溝を埋めるように注入することで、シワやほうれい線などを目立ちにくくする効果が期待できま す。ヒアルロン酸は体内に徐々に吸収されるため、安全性が高いのも魅力です。

糸リフト(スレッドリフト)
糸リフト(スレッドリフト)は、医療用の特殊な吸収糸を使用して、物理的に皮膚を持ち上げる施術です。
突起が付いた特殊な糸を皮膚の下に挿入し、フェイスラインを引き上げるため、口周りのたるみ 改善に効果が期待できます。
更に、糸リフト(スレッドリフト)によって線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成するため、肌にハリや弾力の改善効果もあるでしょう。即効性があり、手術の直後から効果を実感できます。

脂肪吸引
脂肪吸引は、余分な脂肪を直接取り除き、フェイスラインを引き締める施術です。
顎下や頬の脂肪が原因でたるみが目立つ場合に効果的で、頬(ジョールファット)やフェイスライン、顎下の脂肪を除去できます。
脂肪吸引注射は脂肪細胞そのものの数を減らすため、リバウンドしにくいのが特徴です。
まとめ
今回は、口の周りがたるむ原因や予防方法、またたるみを改善する美容医療について詳しく解 説しました。
口周りのたるみは、「老けて見える」「機嫌が悪そう」など、相手にマイナスイメージを与える可能性があります。一度たるんだ肌は改善が難しいため、美容医療に頼るのも一つの手段です。プライベートスキンクリニックでは、事前カウンセリングを行い、一人ひとりに合った最適な治療プランを提案させていただいております。口周りのたるみにお悩みの方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ブルドック顔を治す方法は?
ブルドックのように口元や頬が垂れさがることから「ブルドック顔」と呼ばれます。 この状態の改善には、表情筋トレーニングで筋肉を鍛えたり、十分な保湿や紫外線対策で皮膚 のハリを保つことが重要です。 セルフケアでは改善できない可能性もあるため、美容医療の施術をおすすめします。
20代で肌がたるむ原因は?
若いうちに肌がたるむ主な原因として、以下の要因が挙げられます。
- 睡眠不足やストレスによるコラーゲン生成低下
- 紫外線ダメージによる皮膚の弾力低下
- 急激なダイエットによる脂肪や筋肉の減少
- スマホやPCの長時間使用による姿勢の悪化
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
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DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について