目の下のたるみがある人とない人の違いとは?目の下がたるむ原因についても解説!


この記事でわかること
目の下のたるみが目立ってくると、年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象が強くなります。目元は特に目立つ位置であるため、たるみをどうにかしたいとお悩みの方も、いらっしゃいますよね。
日々、アイクリームや美容液などでケアしている方でも、これといった変化は見られずに、自力で治す方法をお探しの方もいると思います。実は、セルフケアのみでは、目元のたるみの改善は難しく、本当に厄介なんです。
一般的に、年齢を重ねていくにつれ、肌のハリや弾力が低下するため、目の下のたるみは目立ちやすくなります。そうは言っても、人によって目の下のたるみの状態に差があるのは、どうしてなのかも、気になりますよね。
そこで、本日は目の下のたるみの原因と対策、治療法、たるむ人・たるまない人の違いについて解説していきます。
目の下のたるみでお悩みの方、対策をお探しの方、必見です。
目次
目の下のたるみがある人とない人の違いとは?

同年代の方でも、目の下にたるみがある人とない人がいますよね。その差は、お顔の各パーツの違いが影響していると考えられています。
お肌の状態だけでなく、骨格の形や、筋肉、脂肪の付き方など、もともとのお顔立ちによっても、目元のたるみの出方や、目の下のふくらみ(目袋)のできやすさに差が生じてしまうのです。
生まれつきの骨格や脂肪の多さなどの条件と、加齢や生活習慣の影響による目元のダメージが重なり、目の下にシワやたるみが出現します。若い方で、目の下のたるみが目立ち始めたという方は、生活習慣と遺伝的要素の両方が関係している可能性が高いと考えられます。
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目の下のたるみの原因
目の下のたるみの主な原因は、肌のハリや弾力の低下、眼輪筋や支持靭帯の衰え、眼窩脂肪のせり出しや顔面の骨萎縮があげられます。いずれも、加齢による影響が大きいと考えられています。加齢以外の原因として、紫外線や接触による肌への刺激や、スマホやパソコンの長時間使用が、肌や筋力の衰えにつながる可能性としてあげられます。
加齢による皮膚の弾力低下
年齢を重ねるにつれて、皮膚のハリや弾力を支える成分「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」の生成量が減少していくため、肌のふっくら感がなくなり、シワやたるみが目立ちやすくなります。特に、目元は皮膚が薄く皮脂腺も少ないため、瞬きによって負荷がかかりやすい部位です。小じわの出現から始まり、深いシワ、そしてたるみへと進んでいきます。
目元への摩擦と刺激
加齢による原因以外にも、紫外線、目元を擦るクセ、メイクやクレンジング、洗顔による目元への外部刺激など、さまざまなダメージが重なって肌組織が衰退し、肌のハリと弾力が失われていきます。
目の周りの筋力や支持靭帯の衰え
目のまわりを覆う眼輪筋や支持靭帯が衰えると、目元を支える力が弱まり、目の下にたるみができやすくなります。加齢によって、目のまわりの筋肉は徐々に衰えていきます。
また、加齢以外にも、表情をあまり動かさない生活、パソコンやスマホの長時間使用によるまばたきの減少や疲れ目なども、筋力低下を招く原因として考えられています。眼輪筋をあまり使わないでいると、筋肉の衰えがより早まってしまうのです。
眼窩脂肪のせりだし
眼球を囲むように存在する眼窩脂肪は、眼球を保護し外部からの衝撃を和らげる役割を担っています。目のまわりの皮膚や筋力の衰え、眼球を支えるロックウッド靭帯のゆるみによって、眼窩脂肪が押し出されると、目の下のふくらみとして現れます。目の下のふくらみは、目袋や黒クマ、影クマと言われており、疲れた印象を強めて老け見えの原因となります。 眼窩脂肪量の多さは遺伝の影響を受けやすく、脂肪の量が多い方ほど、黒クマはできやすくなります。 一般的に年齢を重ねるほどに、黒クマが出やすい傾向がありますが、骨格や脂肪の付き方、脂肪量の違いによって、若い方でもふくらみが出やすい方や、高齢でも出ない方もいます。
目の下のたるみ対策・セルフケア

アイクリームや目元用の美容液での保湿ケアは、たるみ予防として有効です。ただし、既にできている目の下のたるみは、セルフケアのみで劇的に改善するのは、実は難しいと言えます。また、目の下のたるみは、上述の通り、加齢による影響だけが原因とは限りません。たるみができやすい人は、間違ったケアや目の酷使がたるみを進行させている可能性があるため、ご自身で思い当たるクセや習慣はないか、日々のケアや生活習慣を見直してみましょう。
生活習慣の改善
目の下のたるみは、上述の通り、加齢による影響だけが原因とは限りません。ご自身で思い当たるクセや習慣はないか、日々のケアや生活習慣を見直してみましょう。
目元の刺激を防ぐ
目元ケアを行う際は、できる限り刺激を防いでダメージを与えないようにしましょう。
・クレンジングや洗顔を優しく行う
・美容液やアイクリームを使ってしっかり保湿する
・紫外線対策をこまめに行う
・目をこすらない
・濃すぎるアイメイクは避ける
・目のまわりの過度なマッサージはしない
目の使いすぎに注意する
目の酷使は、目元の血流を悪化させるため、肌に必要な栄養素が届きにくい状態になります。目の使いすぎに注意しましょう。
・睡眠の質を改善し、十分な睡眠時間を確保する
・寝不足は翌日に解消する
・スマートフォンやパソコン使用時は、一定時間ごとに目を休ませる
・必要に応じて、目を温めたり、疲れ目用目薬を活用する
食習慣の見直し
肌の健康は、食事で摂取している栄養素の影響を大きく受けます。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成には、タンパク質やビタミンなどの栄養素が必要となりますので、野菜やタンパク質が足りていないと感じている方は、意識して摂りましょう。必要に応じ、サプリメントで補給するのもおすすめです。
化粧品の見直し
目元は、皮膚が薄く乾燥しやすい部位であるため、目元用美容液や高保湿のアイクリームの使用がおすすめです。小じわやたるみのようなエイジングサインが気になる方は、肌のハリをサポートする、レチノールやナイアシンアミドを配合したクリームを選びましょう。目元専用のスキンケアアイテムは、肌に優しい成分で作られているものが多いため、敏感肌の方にもおすすめです。
マッサージやストレッチ
目元の皮膚は薄くデリケートなため、グリグリ押してほぐしたり、ギュッと力を入れるようなマッサージやストレッチは、おすすめできません。
刺激によって色素沈着が生じたり、逆にシワやたるみが悪化してしまう可能性もあります。
目の周りをほぐす方法としておすすめなのが、頭皮マッサージやリンパマッサージです。
<頭皮マッサージ>
頭皮とお顔の皮膚は繋がっています。特に側頭筋が凝ると、目の周りの筋肉も硬くなり、たるみやすくなると言われています。側頭筋は、耳の上あたりに大きく広がる筋肉で、緊張状態が続いたり、食いしばりなどでも凝りやすい傾向があります。
側頭筋を、指の腹で押して、優しくマッサージしましょう。
<おでこマッサージ>
おでこが凝り固まっていると、血行不良により目の疲れやたるみ、クマができやすくなりますので、マッサージにておでこをほぐしましょう。 親指以外の4本の指の腹をおでこにあてて、くるくる小さな円を描くように優しくマッサージしましょう。少しずつ位置をずらしてほぐします。
<お顔のリンパマッサージ>
リンパの流れが促されると、老廃物がスムーズに排出されて、むくみ予防にもつながります。
やさしく耳のまわりをほぐしましょう。
- 耳の後ろを指の腹で押す
- 耳たぶを手で持ち、横に引っ張る
- 耳の真ん中あたりを手で持ち、横に引っ張る
- 耳の上側を手で持ち、横に引っ張る
- 耳たぶから上側まで徐々に位置を変えてやさしく揉む
- 首筋から鎖骨までを、手のひらでさする
<眼輪筋エクササイズ>
目の周りにある眼輪筋は、眼窩脂肪を支える役割があるため、目の周りの筋肉を動かすトレーニングにて眼輪筋を刺激しましょう。
- 目に力を入れて閉じる(5秒間キープ)
- 力を抜いて目をパッと開く
上記1と2を、10回程度繰り返す。
目元にシワがよる可能性があるため、行う前はしっかり保湿し、過度なトレーニングは避けましょう。
メイクでカバー
メイクの工夫で、目の下のたるみを隠すには、コンシーラーの活用がおすすめです。 まずは、目元の小じわを目立たなくするため、しっかりと保湿しましょう。目の下の影となるラインにコンシーラーをのせて、ブラシか指で優しくたたいて馴染ませます。コンシーラーの色は、ファンデーションよりもワントーン明るい色を選びましょう。
根本的に改善したいなら美容医療をおすすめします!

目の下のたるみをしっかりと改善したい方は、美容医療の活用がおすすめです。
「下眼瞼たるみ取り」による施術は、即効性があり、皮膚のたるみと眼窩脂肪によるふくらみを解消して、スッキリとした明るく若々しい目元を取り戻す施術です。
下眼瞼たるみ取り
下眼瞼たるみ取りは、目の下のたるみの原因となる皮膚や眼窩脂肪を除去して、シワやたるみ、クマを解消する手術です。たるみが強いケースでも対応可能であり、たるみのない若々しい目もとになります。術式は、皮弁法、筋皮弁法、ハムラ法があり、患者様の下まぶたの症状によって、適した方法をご提案いたします。
下まつ毛の生え際を、下まぶたのラインに沿って切開します。傷口は、最終的にほとんど目立たなくなります。
・下眼瞼切開(皮弁法)
下眼瞼切開(皮弁法)は、たるみが気になる部分の余剰皮膚を切除する術式です。眼窩脂肪による膨らみが出ている場合は、同時に眼窩脂肪の除去も行います。
・下眼瞼切開(筋皮弁法)
下眼瞼切開(筋皮弁法)は、たるみの原因となる眼窩脂肪を切除し、眼輪筋を頬骨骨膜に固定します。その後、余剰皮膚も切除します。眼輪筋を引き上げて固定するため、重度のシワやたるみの改善に効果的です。
・ハムラ(Hsmra)法
ハムラ法は、ふくらんでいる眼窩脂肪の余剰分を切除し、残りの脂肪を凹みのある下方に移動させて骨膜に固定します。たるみのもととなる眼輪筋を引き上げて頬骨に固定し、余剰皮膚を切除して、目元を引き上げます。重度のシワやたるみの改善に有効で、下まぶたの段差がフラットになり、若返り効果が期待できます。
眼窩脂肪のふくらみの下にできるくぼみが目立つ方におすすめです。
まとめ
目の下のたるみがある人とない人の違いについてご紹介しました。
目の下にたるみができる主な原因は、加齢による影響です。皮膚の弾力低下や眼輪筋・支持靭帯が衰えてしまうと、たるみが進行します。
目元のケアや目の使いすぎに注意して過ごすなど、予防対策を取り入れてみましょう。
自己ケアでは改善が難しいと感じている方や、たるみを根本的に改善したい方には、美容医療の活用がおすすめです。
当クリニックでは、下眼瞼たるみ取りにて、軽度から重度のたるみの改善治療ができます。眼窩脂肪による目元のふくらみにも効果的で、たるみが改善してスッキリとした目元になります。他にも、目の下の眼窩脂肪を取る「下眼瞼脱脂」や目元の肌のハリを回復する施術など、切らない施術の選択肢も多くございますので、ぜひご検討くださいね。
プライベートスキンクリニック(PSC)では、患者様一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。
目の下のたるみでお悩みの方は、当クリニックへお気軽にご相談ください。
医師・スタッフ一同心より皆様のご来院をお待ちしております!
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
目の下のたるみを予防するには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
目元に刺激を与えないように、注意して過ごしましょう。目元の保湿やUVケアを徹底し、クレンジングや洗顔時はゴシゴシこすらないようにしましょう。また、目の使いすぎは血流悪化につながりますので、パソコンやスマートフォンの長時間使用を控えましょう。
目の下のたるみを改善する手術や治療には、どのような種類がありますか?
「下眼瞼たるみ取り」によって、目の下のシワやたるみを改善できます。術式は、皮弁法、筋皮弁法、ハムラ法があり、たるみの原因となる眼窩脂肪や余剰皮膚を除去して目元を引き上げる手術です。皮膚のたるみ、眼窩脂肪によるふくらみ、ふくらみの下にできるくぼみなど、たるみの症状によって、適した術式で行います。
目のたるみが出来やすい人はどんな人ですか?
目周りの皮膚はとても薄いので、目をゴシゴシこすったり、必要以上に刺激を与えないように気をつけましょう。メイク落として目元を強くこする、力強くマッサージするなどの刺激を与えたり、日焼け、乾燥などで皮膚が痛みやすい方は目元がたるみやすくなります。
目の下の膨らみがひどい原因は何ですか?
目の下の膨らみの主な原因は加齢による肌のハリや弾力の低下、眼輪筋や支持靭帯の衰え、眼窩脂肪のせり出し、さらには顔の骨の萎縮です。これに加え、紫外線や肌への刺激、スマホやパソコンの長時間使用も、肌や筋力の衰えにつながる可能性があります。
目の下のたるみはどうやって治しますか?
目の下のたるみの改善には、「下眼瞼たるみ取り」をおすすめしています。目元の皮膚のたるみと眼窩脂肪によるふくらみを除去する施術です。たるみの度合いが強い場合でも改善が可能で、患者様の目元の状態に適した術式で行います。たるみの症状に合わせて、医療ハイフやヒアルロン酸注射など、肌のハリを取り戻す施術もおすすめです。
目の下のふくらみを自力で取る方法はありますか?
目の下のふくらみは、眼窩脂肪のせりだしが原因であるため、残念ながらセルフケアのみでふくらみを取るのは難しいと言えます。ただし、目元の保湿やUVケアは肌のたるみを防ぐのに役立ちますので、毎日継続しましょう。目の酷使を控えて、目元に刺激を与えないよう注意することも大切です。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- 一般社団法人日本創傷外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
経歴
平成14年 | 大阪医科大学医学部医学科:入学 |
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平成22年 | 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入局 |
平成23年 | 守口敬任会病院:入職 |
平成25年 | 東住吉森本病院:入職 |
平成27年 | 大阪医科大学付属病院 形成外科学教室:入職 |
平成28年 | 東住吉森本病院:入職 |
平成30年 | プライベートスキンクリニック:入職 |
学会発表
- 第67回 日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- ヒアルロン酸によるたるみ・ほうれい線改善治療における100症例の経験及び考察
- ヒアルロン酸による鼻の整形93症例の経験及び考察