ガウディスキンとゼオスキンの違いを比較!どちらの方が効果がある?


この記事でわかること
- ガウディスキンとゼオスキンの違いと、それぞれの特徴
- どちらのスキンケアが自身に合うか、選ぶ際の参考ポイント
ドクターズコスメで「ゼオスキンヘルス」がSNSなどで多く取り上げられて来ましたが、最近では「ガウディスキン」の名前もよく耳にするようになりました。ガウディスキンもゼオスキンも高濃度ビタミンAを主体としたスキンケアシリーズですが、どちらが自分の肌に合っているのか迷うなどのお声もいただきます。今回は、ガウディスキンとゼオスキンを比較しご紹介いたします。
ガウディスキンとゼオスキンについて
ガウディスキンとゼオスキンの違いとは、誰に向けて作られたスキンケアなのかがコンセプトとして大きく違います。ゼオスキンが欧米人の強い肌質に合わせて作られていたのに対して、日本人に合うスキンケアシリーズとして開発されたのがガウディスキンなのです。
ガウディスキン | ゼオスキン | |
---|---|---|
化粧水 | ・トラネキサム酸等がビタミンA反応と炎症を抑える ・塗布直後の痛みが軽度 ・保湿作用が強いが、次に塗布するものの吸収を妨げない | ・グリコール酸が角質を溶かしてA反応を促進する ・塗布後の刺激が強い ・保湿作用が弱い |
HQ製剤 | ・界面活性剤の種類や、量を配慮している ・グリコール酸濃度が日本人に適した濃度 ・1回の塗布量は日本人に合わせた7割程度 | ・強い界面活性剤によりA反応と似た反応が出る ・グリコール酸の濃度が高い ・酸化変しやすい製品 |
A反応の特徴 | ・抑えたビタミンA反応 | ・ビタミンA反応に加え、違うアイテムの反応がある |
その他 | ・HQ製剤は1種類使用で臨床的な効果に差はなし 容器も含めてすべてが日本製 | ・感作物質など、成分の混合が多い |
ガウディスキン GAUDISKINとは?
ガウディスキンとは、ゼオスキンヘルスを熟知した医師が開発した日本人の肌質に合わせて作られた医療機関専売のドクターズコスメです。
ガウディスキンは日本人の肌向け

ガウディスキンは、日本人のお肌に合わせて作られた製品に対して、ゼオスキンヘルスは欧米人の肌質に合わせて作られた製品です。日本人のお肌は欧米人と比べて、下記の特徴があります。
- 角質が欧米人よりも薄い
- バリア機能が弱い
- 水分がでていきやすく乾燥しやすい
- 真皮、皮下が厚い
- 皮脂腺が発達して皮脂が多い
- 日本人の半数が何らかのアレルギーを持っている
ガウディスキンの製品の配合

ガウディスキンは、すべての製品で日本人の肌質に適した製品の配合をしています。特にビタミンA製品であるデュアルレチノプラス(デュアルレチノライト)に関してはダブルレチノール配合美容クリームなので、守りのパルミチン酸レチノールと攻めのピュアレチノールを併用することでバランスの良く、ビタミンA反応が少なくなるような処方で開発されています。
アイテム数の違い
ガウディスキンの製品は、アイテム数が少なく分かりやすいコンセプトとなっており、一式でも揃えやすい品数です。
セラピューティックの違い
ガウディスキン、ゼオスキンともにセラピューティックコースがございます。セラピューティックとは、ビタミンA誘導体、処方薬である「トレチノイン」を使用することでお肌のターンオーバーを促し、新しいお肌を再生させ、短期的に肌質改善を行う治療プログラムです。ガウディスキンのセラピューティックはゼオスキンのセラピューティックよりも使用アイテムが少なく、反応がマイルドなのに肌質改善が可能です。
ゼオスキンは、日本人と皮膚構造が違う欧米人(角質が厚い、浸透しにくい)に向けて開発され製品の為、日本人には不必要にビタミンA反応が強くでる場合があります。ゼオスキンでも強い反応を求める場合は、混ぜるハイドロキノンの量がゼオスキンよりも少ないため、トレチノインは20mmくらいまでは使用可能ですし(増減する際はクリニックにご相談ください)、混ぜるハイドロキノンの量を1プッシュに減らしてトレチノインの量をさらに増やすことも可能です。また、化粧水を反応の出やすいゼオスキンの製品に変更するなども可能です。
セラピューティックの使用アイテムの違い

ガウディスキンとゼオスキンの双方にセラピューティックコースはございますが、ガウディスキンの方がトレチノイン反応(ビタミンA反応)がマイルドです。セラピューティックの使用アイテムも変わってきます。
ガウディスキン
- スムースクレンズ
- インナーモイストTAローション
- HQクリア
- トレチノイン(処方薬)
ゼオスキン
- クレンザー
- バランセートナー
- ミラミン
- ミラミックス
- トレチノイン(処方薬)
セラピューティックの期間の違い

ゼオスキンのセラピューティックは12~18週間ですが、ガウディスキンのセラピューティックは、レーザー治療を併用することにより7週前後で終了します。過度なお肌の矯正が不要なために楽に治療ができ、肝斑、脂漏性色素斑などもガウディスキンのセラピューティック中に治療するため、セラピューティック完了後には目標とするお肌に限りなく近づくことが可能です。
ガウディスキン アイテム
洗顔・クレンジング「スムースクレンズ」

摩擦を少なくし、敏感肌の方にも使用できる低刺激でマイルドな洗浄成分を適切な組み合わせで配合したアミノ酸系弱酸性洗顔料です。肌にとって余分な皮脂や汚れだけを落とし必要な潤いを残します。突っ張りにくく、しっとりとした滑らかな洗い上がりです。
高浸透美白化粧水「インナーモイストTAローション」

美白、高保湿、シミ・くすみ制御効果のある高浸透性美白・保湿化粧水(医薬部外品)です。
天然保湿因子「ヒト型セラミド」をたっぷり配合されているので保湿効果が高く、美白有効成分「トラネキサム酸」の配合により、メラニンの生成を抑え、シミくすみの予防改善効果のある化粧水です。
ハイドロキノン4%配合「HQクリア」

日本人の肌に合わせた4%ハイドロキノンでメラニンの産生を抑制する作用があり、トレチノイン・ハイドロキノン療法などの強い治療時に効果を出しながらも安全かつ使用しやすいように設計されています。
攻めと守りのレチノール「ディアルレチノプラス」

2種類のレチノールで構成されており、守りも攻めもするレチノール製品です。効果を出す攻めの「ピュアレチノール」とお肌を守る「パルミチン酸レチノール」がそれぞれ高濃度に配合されています。ビタミンA反応である赤み・痒みの症状が少なくなるような設計になっています。
デュアルレチノライト

デュアルレチノライトはレチノールの配合量がディアルレチノプラスの半分です。ビタミンA反応が少なるような処方で、浸透システムや質感なども日本人の肌質と合うように開発されています。
エクラリバイブ

美容クリームの主役級となる主要成分を1本に濃縮し、相乗効果を最大限に発揮できる濃度で処方した高機能製品です。ハリ、くすみ、毛穴、抗老化などの多方面へアプローチし、お肌のコンディションを向上させます。
まとめ
ガウディスキンとゼオスキンの違いについてご紹介いたしました。どちらもビタミンAスキンケアですが大きな違いとして、ガウディスキンは日本人の肌質に向けて開発され、ゼオスキンは欧米人の肌質に向けて開発されたスキンケアシリーズでした。もちろん、ご自身の肌質に合わせてご使用頂けますので、カウセリング時にご相談ください。皆様のご来院心よりお待ちしております。
よくあるご質問
患者様からよくいただく質問をご紹介します。
ガウディスキンとゼオスキンの違いは何ですか?
どちらもビタミンAを主体としたスキンケアですが、ゼオスキンが欧米人の強い肌質に合わせて作られていたのに対して、ガウディスキンは日本人に合うスキンケアシリーズとして開発された違いがあります。
美容外科・ 美容皮膚科 |
西梅田駅から徒歩2分 プライベートスキンクリニック |
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所在地 | 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-16 京富ビル2階 |
診察時間 | [ 完全予約制 ] 10:30~19:00 |
DOCTOR.
このページの監修医師
資格
- 一般社団法人日本形成外科学会 形成外科専門医
- 特定非営利活動法人日本レーザー医学会 認定医
- 一般社団法人国際抗老化再生医療学会 正会員
- 一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)正会員
- 一般社団法人日本美容皮膚科学会(Japanese Society of Aesthetic Dermatology)正会員
- 一般社団法人日本頭蓋顎顔面外科学会 正会員
- アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
- アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
- Miramar Labs社(ミラドライ開発社)ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- レスチレン認定医
経歴
平成15年 | 大阪医科大学 形成外科教室:入局 |
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平成21年 | 大阪医科大学 助教(准):就任 |
平成24年 | 医学博士学位取得 |
平成25年 | 某美容クリニック:院長就任 |
令和5年 | プライベートスキンクリニック |
学会発表
- 第67回日本形成外科学会総会・学術集会(2024年4月10日~12日)
- 額(おでこ)へのヒアルロン酸注入による輪郭形成の134症例 -使用量についての経験及び検討-
- 最新型医療ハイフ(ウルトラフォーマー®MPT)の77症例における経験及び安全性についての考察
- 第42回日本美容皮膚科学会総会(2024年8月31日~9月10日)
- PRPを用いた複合治療におけるざ瘡後瘢痕と毛穴開きの治療の当クリニックでの経験について